◆ 今日8月8日は「パチパチ」という音から「そろばん」の日であるらしいが、それはどうでもいい。ハナシは突然7月10日にさかのぼる。この日は「納豆の日」(これはたんなる語呂合わせ)で、どこの局かは忘れたが、ラジオを聴いていたら、ねばつく納豆にちなんで、never のつく曲ベスト10なんて特集をやっていた。そのなかにミスチル(Mr.Children)の「Tomorrow Never Knows」が選ばれていて、ふとこのタイトルはどういう意味なのかが気になった。 ◇ この Tomorrow never knows には「明日すら見えない」という意味があるらしい。 ◆ ほんとうに、そんな意味があるのかな? 歌詞にも、 ◇ oh oh Tomorrow never knows / 心のまま僕はゆくのさ 誰も知る事のない明日へ ◆ といった箇所があるけれど、それなら、Nobody Knows Tomorrow とでもすべきじゃないのかな? 似たようなのに、007の映画『トゥモロー・ネバー・ダイ』がある。 ◇ 原題『Tomorrow never dies』。いつもしゃれた題名だ。『You only live twice』(007は二度死ぬ)というのがあった。これは『You only live once』(一九三七年のアメリカ映画『暗黒街の弾痕』)をもじった題名だった。今回は「明日、死んじゃいねえよ」。私のほうは、もう「トゥモロー・ダイ」というところ。 ◆ これまた《淀川長治の銀幕旅行》から引いた。あいかわらず変な文章であるけれど、Tomorrow never dies が、どうして「明日、死んじゃいねえよ」なんて意味になるのかな? ちょっと考えてみよう。 |