MEMORANDUM

  メルモちゃん

◆ あるサイトの日記を読んでいたら、「メルモちゃん」の文字が目に留まった。いつだったか、カラオケで何かの拍子に『ふしぎなメルモ』の主題歌を歌ったことがある。最後の方になると、歌詞がわからないので(忘れたのか? いや最初から知らないんだろう)、字幕を見ながら歌ったのだが、

♪ メルモちゃん 優しい ママになったよ
  ほほえみながら 運ぶものは しあわせ

  出原千花子、ヤング・フレッシュ 「ふしぎなメルモ」(歌詞:岩谷時子)

◆ という歌詞がなんだか胸に沁みた。自分も歳をとったのと同じように、メルモちゃんも歳をとり、いまではママになっちゃったんだな、と思ったのだ。

◆ こどものころに見たテレビアニメの主人公たちはみないまごろどうしているんだろう? みんなおとなになって生活に追われていたりするのだろうか? そういえば、ハッピーエンドの映画を観たあとには、いつでも「その後」が気に懸かっていたことがあった。ひとはだれでも人生の最高のときがあるんだろうけど、その後は?

◆ なんてことをメルモちゃんの歌を聴くたびに思い出して(なぜだかこのパソコンにも入っている)、なんともいえない気分になったりしていたのだけれど、ついさっき歌詞検索サイトで歌詞をよく読んでみたら、二番が若返る「赤いキャンディー」のことで、三番が歳をとる「青いキャンディー」のことという構成になっていて、先に引用した部分の前には、

♪ メルモちゃん メルモちゃん メルモちゃんが食べた
  青いキャンデー 大人になって どうするの

◆ とあって、これはこどものメルモちゃんが青いキャンディーを食べておとなになった、というテレビの世界どおりの「単純な」ことなのでした。

◆ それでも、やっぱりメルモちゃんも自然に成長して、青いキャンディーなしでも、りっぱなおとなになったんだろう。どうか「おとなになったメルモちゃん」が赤いキャンディーばかりに手を出していたりしませんように・・・。そんなおとなになってたりしませんように。

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