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◇ 風船をお持ちのお客様は、絶対に離さないようご注意下さい。 ◆ 「離さない」は「放さない」のほうがよくはないか、と思ったりもしたが、それはさておき、この文章には、風船を手放してはいけない理由が書かれていない。それだから、ワタシは、浅田美代子の「赤い風船」のことを思い出して、いろいろと考えてしまう。前の記事では1番の歌詞を引用したので、今度は2番。
◆ なぜ風船を手放してはいけないのか? 手にした風船には、空気のように薄くて軽いけれども、小さくてささやかだけれども、とっても大切な夢がつまっているから。夢がつまった風船を手放すと、「しょんぼり」しちゃうから。 ◆ とは、まっとうな四十男が考えるようなことではないけれども、そんなことを歌詞を読みつつ考えているうちに、気がついた。ふたたび1番の歌詞に戻って、 ♪ あの娘はどこの娘 こんな夕暮れ ◆ 1番で「あの娘」と歌われる女の子が、2番では「この娘」になっている。「あの娘」と「この娘」は同じ女の子なのかどうか? (つづく、と思う) |
◆ 気仙沼の「廣野新聞店」のハナシを書きながら、そういえば、と思い出した。ワタシも中高6年間、朝刊だけだが、新聞配達をしていたのだった。京都新聞の販売店で、ほかに、デイリースポーツと滋賀日日新聞なんてのも配達してたな。あと、紙名は忘れたが、専門業界の新聞。なんとか工業新聞だったか、なんとか繊維新聞だったか、そんなの。 ![]() ![]() ◆ よく考えると、それ以降も、モノを運ぶ仕事ばっかりしてる。好きなんだろうか? よくわからない。 ◆ 吉田修一の小説『東京湾景』の主人公、和田亮介は品川埠頭の倉庫でフォークリフトを動かしている。 ◇ 亮介と同じ息子がいるらしい高階さんは、仕分表を持って事務所から倉庫へ降りてくるたびに、「和田くんは、ほんと、いっつも楽しそうに仕事してるわねぇ」と声をかけてくる。亮介自身、特に楽しんでいるつもりはないのだが、高階さんの目には、世界各地から海を渡って届けられるこれら貨物を、まるで自分へのプレゼントのように亮介が扱っているように見えるらしい。 ◆ まるで自分へのプレゼントのように。あるいは、まるで自分からのプレゼントのように。そんな気分になるときもあるが、いつもではない。 |
♪ 空がとってもひくい ![]() ![]() ◆ ずいぶん前から、天使の階段を探している。いままさに地上に降り立とうとする天使を力ずくで拉致して天国の秘密を聞き出そう、というわけではない。あるいは、自ら天使に成り代わり蜘蛛の糸よろしく天空へと昇って行こう、というわけでもない。2年近くも前に、おともだちの霧さんからのお便り(BBS)に添えてあった写真(上の左)を見て、「ああ、天使の階段だなあ」と思い、その返事に、自分の撮った「天使の階段」の写真を同じように添えようと思ったまではいいのだけれど、空の写真を探すというのはことのほか難しくて、なかなか見つからなかった。あたりまえだが、空には住所がない。雲は移ろい、日は暮れる。それでも、なんとか1枚探し出したが、あんまりデキがいい写真ではない(上の右)。「天使の階段」を、検索サイトで画像検索をしたほうがましなぐらいで。たとえば、《天使の階段 - Google 画像検索》。
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◆ 居酒屋の赤ちょうちんに「へ〇ぬ入レ」と書いてある(左)。これは何と読むか? ![]() ![]() ◆ しばらく考えてみたが、よくわからない。ネットで解答を探すと、《小嶌天天の『天′s Room』》というブログに行き着いた。このひと、若手の俳優さんだそうだ。そこに同じ居酒屋の赤ちょうちんの画像があって(右)、「このチョウチンが伝えたいメッセージは何でしょうか(^O^)/」とクイズ形式。ブログ読者のひとりが、 ◇ 「鎌・輪・ぬ・入・レ」「かまわぬ入レ」「構わぬ入れ」「どうぞお構いなくお入り下さい」 ◆ という解答を寄せ、これが正解らしい。最初の「へ」はよく見ると、たしかに鎌の絵だった。 |
![]() ![]() ![]() ◆ 4人組といえば、やっぱりビートルズかな。あとABBAとか。フォーリーブスとか。SPEEDとか。《Wikipedia》には「四人組」という項目もあって、4人グループのリストが掲載されている。ロックバンドは編成の都合上、4人が多いが、それが4人組として記憶されているかどうかはまた別な事柄だろう。4人のそれぞれがほぼ均等な人気を得ていることが4人組として認知されるための条件だと思うけれども、なかなかそれが難しい。たいていは、主役が1人とその他3人か、主役2人に脇役2人になってしまって、その結果、あれあのグループは全部で何人いたんだっけな、というふうに数え直さなければいけなくなる。これでは4人組とはいえないだろう。 ![]() ![]() ◆ 4人組といえば、こんなのも。お地蔵さんに雪だるま。 |
![]() ![]() ◇ 一体に旨い魚や鳥というのは飼って見たらさぞ可愛いだろうという気がして、これは例えば石川県金沢のごりがそうであり、獣の中では象や河馬が可愛いが、その両方とも非常に旨いそうである。 ◆ 最後の部分をワタシは最初「非常に旨そうである」と読んでしまい、それで、動物園でゾウやカバを見て、思わず「うまそう」と口走り、「お父さんったら、最低!」と妻と子どもから非難をうけるオヤジの図がアタマに浮かんだが、よく見直すと、「旨いそうである」と書いてあった。 ◆ ゾウやカバのような巨大な動物を「可愛い」と言うのには少し抵抗があるが、そういえば、以前「おっきくって、かわいい」という記事を書いた。 ◆ 生きているゾウやカバを見て「うまそうだ」と思うひとはいるだろうが、公園に置かれたゾウや描かれたカバを見てそう思うひとは、さすがにいないだろう。いや、いるかもしれない。 ◆ かわいいものはおいしい。おいしいものはかわいい。かなりハナシが飛躍するが、以前「ひよこ裁判」という記事を書き、その最後におともだちのめめさんの「ひよこ」という文章を紹介したことを思い出した。 |