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◆ 銭湯へ行っても女湯に入ることはまずないので、女性がそこでどのようにふるまっているかについてはこれまで考えたこともなかった。 ◇ 東京じゃ、洗い場では立て膝が原則。古い銭湯では、女湯に椅子を置かない。 ◆ なるほど。でも、確かめようがない。 ◇ ―― 昔は銭湯の女湯にはイスは置いてなかったよ。(男湯には置いてあった・・・子供の時は両方行ける) 女性は立膝で座って身体を洗っていたから 「丸見え」 っていうのはなかったわ。 ◇ 一応)女として、女湯に入って見られる状況をお知らせしたいと思います。(ちなみに岐阜県ですが) 女湯では、あまり椅子を使う方はお見かけいたしません。私と同世代(20代)くらいの女性はほぼ100%に近いほど使われていますが、おばさま・おばあさまの世代になりますとほとんどが地べたに座られます。なぜかは私ではわかりませんが昔の方のたしなみなのでしょうね。 ◇ また、驚いたことに、東京の 「女湯」 にはイスさえもない。女性がイスに座って足を広開げて体を洗うというのは、はしたないということらしい。片ひざを立てて洗う。 ◆ 最後に女湯にはいったのはいつのころだったろう? 遠い記憶は湯気の向こうにかすんで見えない。 |
◆ 集中力というものがまったく欠けているので、ある本を手にとって読み始めて五分後にはまたべつの本に手を出している。だからいまなんの本を読んでいるのかと聞かれても、答えるのが難しい。読み始めたが読み終えていない本が山積みで、まさかそれらの本のすべてを挙げるわけにもいくまい。またおすすめの本はと聞かれて、あれこれおもしろかった本はあるけれども、じつはおもしろかった部分というのは、その本のテーマとはなんの関係もないところだったりもするので、これまた答えるのが難しい。集中の反対語はなんだろう? 散漫だろうか? 散漫な読書。たとえば、 ◇ 一九八〇年代から九〇年代にかけてしばしばモロッコを訪れたわたしは、街角のいたるところで子供たちからブルース・リーと呼ばれたり、路地に立ち塞がって 「アチョー!」 と叫ばれたりすることがあった(もちろんこちらがポーズをとって、より大きい声で 「アチョオチョオ!」 と叫ぶと、急に真剣な表情になって後ろに退いてしまうのが常であったが)。 ◆ 五分後。 ◇ 向こうのレストランに行ったらさあ、「ピカソ」「ピカソ」 と言われるんですよ。イタリーのテレビのインタビューで、他の作家で言うと自分は誰に当たるかって訊かれたから、苦しまぎれに 「ピカソ」 って答えたの。そんで、レストランのコックさんたちが俺を見て 「ピカソ」 と言ってんのかと思ったら、やつらは 「ピカチュウ、ピカチュウ」 って言ってたんだよ。参ったネ~。 ◆ ブルース・リーにピカチュウ。あとは、おしんかなあ? |
◆ じょうずに待つということはとても難しいことだと思う。 ◆ そもそも待つとはなんだろう? オンライン辞書では、 ◇ 物事・人・時が来るのを予期し、願い望みながら、それまでの時間を過ごす。また、用意して備える。(『大辞泉』) ◇ 人が来たり、物が届けられたり、物事が実現したりするのを、今か今かと望みながら時を過ごす。(『大辞林』) ◆ 待っているからといって、なにかをしてはいけないということはないのだから、本を読んだりもする。傍から見れば、それは読書をしているようにしか見えず、待っているようには見えないかもしれない。それでもやはり待っていることには変わりはない。 ◆ 釣りという行為は、魚が針にかかるのをひたすら待ち続けること。待つことのない釣りなんてのは、もはや釣りではないだろう。 ◆ たいていのひとは、たいていの場合、機が熟すのを(なにかをしながら)待っているのである。なかには待っていることに気がついていないひともいるかもしれない。 ◆ 待つということで、中国の故事を思い出した。守株待兎。株のそばでウサギをずっと待っていた農夫を笑う気にはなれない。 ◆ ゴドーが待っていたのは何か、ということには関心がない。問題はどのように待っていたか。はたして、ゴドーはじょうずに待つことができただろうか? ◆ たとえば、ふらりとどこかに旅立ってしまった恋人の帰りをずっと待っているひともいることだろう。そして、ある日ふらりと恋人が帰ってきたときに、たまたま買い物にでかけていて、会うことができずに、また恋人はふらりと旅に出てしまう。そんなこともないとはいえない。あるいは、 ♪ 冷たくされていつかは 見返すつもりだった ◆ なんてこともあるかもしれない。 ◆ バス停に着いて、時刻表を見ると、あと10分はバスが来ないはずだから、もうひとつ手前のバス停まで歩いてみることにして、ぶらぶら歩いているいるうちにしばらくは来ないはずのバスが横を通過してしまう。そんなこともあるだろう。じょうずに待つことはほんとに難しい。 ◆ というようなことを今朝バスを待ちながらぼけっと考えていたら、バスが来た。 |
◇ PC向けCRTディスプレイは液晶からの置き換えが進み、需要が急減している。2007年には国内出荷が3000台にまで減る見通しだ。 ◇ CRTはやはり絶滅危惧種。IDC調査によると、2005年の国内PCディスプレイ市場は液晶が98.7%とほとんどを占めている。 ◆ まあよい。これで、少しは写真の編集が楽になる。と思ったら、今度はコンタクトレンズの片方を紛失して、現在片目で作業中。おやおや。 |
◆ 大阪の「ひらかた大菊人形」展が今秋かぎりというニュースを最近知った。 ◇ 京阪電気鉄道株式会社(本社:大阪市中央区、社長:佐藤茂雄)が経営する遊園地「ひらかたパーク(略称:ひらパー、所在地:大阪府枚方市枚方公園町)」では、今秋をもって96年に及ぶ『ひらかた大菊人形』展の歴史に幕を閉じます。 ◇ ひらかた大菊人形」 は、明治43年に香里遊園地で始まり、その後、舞台をひらかたパークに移してからは、全国一といわれる美しさや、NHKの大河ドラマをテーマにした大掛かりな演出で、最盛期には80万人を超える観客が訪れる程、人気のあるイベントでした。しかし、ここ数年は菊師の後継者不足や、入場者数の減少などが深刻化するなど、取り巻く環境は年々厳しくなっていました。
◆ でも、懐古園のは菊人形展ではなくて、ふつうの菊花展。そのなかに朝青龍の菊人形もあったということらしい。 ◇ 懐古園の秋の風物詩として知られている菊の祭典 「東信菊花展」。県内各地から出展される約1000点の菊が古城の紅葉に美しく映え、訪れる人々に素晴らしい感動を与えます。 ◆ 菊人形といえば、「(お)菊人形」のハナシも以前に書いた。 |