◆ 銭湯へ行っても女湯に入ることはまずないので、女性がそこでどのようにふるまっているかについてはこれまで考えたこともなかった。 ◇ 東京じゃ、洗い場では立て膝が原則。古い銭湯では、女湯に椅子を置かない。 ◆ なるほど。でも、確かめようがない。 ◇ ―― 昔は銭湯の女湯にはイスは置いてなかったよ。(男湯には置いてあった・・・子供の時は両方行ける) 女性は立膝で座って身体を洗っていたから 「丸見え」 っていうのはなかったわ。 ◇ 一応)女として、女湯に入って見られる状況をお知らせしたいと思います。(ちなみに岐阜県ですが) 女湯では、あまり椅子を使う方はお見かけいたしません。私と同世代(20代)くらいの女性はほぼ100%に近いほど使われていますが、おばさま・おばあさまの世代になりますとほとんどが地べたに座られます。なぜかは私ではわかりませんが昔の方のたしなみなのでしょうね。 ◇ また、驚いたことに、東京の 「女湯」 にはイスさえもない。女性がイスに座って足を広開げて体を洗うというのは、はしたないということらしい。片ひざを立てて洗う。 ◆ 最後に女湯にはいったのはいつのころだったろう? 遠い記憶は湯気の向こうにかすんで見えない。 |
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Saturnianさん、お久しぶりです。
銭湯。私はずっと東京の下町で育ち、生まれてから20年以上、同居の明治生まれの祖母とともに銭湯に通いましたが、もちろん、椅子を使用したことはありませんでした。というか、椅子はなかったですね、今は知りませんが。
もし椅子があっても使わなかったと思います。当然、タイルの床にペタっと尻をつけて座ったりもしません。どうしてか。祖母が言うには「病気がうつるから」。
立て膝ももちろん「あり」だったと思いますが、主流は圧倒的に、タイルの上に正座です。正座をすれば、尻が直接床面に触れることがないからです。で、正座がちょっと崩れると、立て膝になるわけです。立て膝の「髪洗い」姿は色っぽく美しいですよね。(ちなみに昔は、銭湯では「髪洗い」料金は入浴料とは別の追加料金でした。申告制だったと思いますが)
私は今でも、温泉など外の風呂に出かけたときには、タイルの床に正座してしまいます。
石公さん、お久しぶりです。
やっぱりそうですか。そもそも女湯の風景をあんまりイメージしたことがなかったので、イスを使おうが使わなかろうが、どっちでもいいようなものですけど、ちょっと新鮮な発見といった感じです。見たこともない風景を擁護するというのも奇妙なものですが、なんとなく残されてほしい文化のような気がします。