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◆ 高層マンションの引越を階段でやるわけにはいかないから、エレベーターを使う。オフィースビルではないから、専用のエレベーターなどあるはずもない。居住者のひとたちに遠慮しながら、作業を進めるのが鉄則である。だから、人の出入りが激しい時刻にかかると、何回もエレベーターの昇降をむなしく見送ることにもなって、イライラがつのる。そんなときにきまって登場するのが、コドモのくせに偉そうな小学生のガキどもで、われわれにはお構いなしにエレベーターに乗り込み、さっさと上へと行ってしまう。そうして、その行先は、たいてい2階か3階なのである。「階段使えつうの、まったく」というコトバをひとりごち・・・。 |
◆ ちょっと前に 「献血」 のハナシを書いた。そしたら、こんなニュース。 ◇ 生徒の血液使い理科授業 橋本市の男性教諭 (共同通信) - goo ニュース ◆ 「針を刺し出血する様子を見てショックを受け泣きだす生徒もおり、保護者から学校に抗議があった」そうで、コチラも情けなくて思わず泣き出しそうになる。泣き出したという生徒の個人的な背景はなにも知らないから、適当なことを言うわけにはいかないが、どうしてこんなことをメディアはいちいちニュースにするのだろう。報道すべきことは他にも山ほどあるだろうに、と新聞もろくに読まないワタシは思った。 ♪ 手のひらを太陽に透かしてみれば ◆ と、唐突に 「手のひらを太陽に」 を口ずさんでみる。「真っ赤に流れ」 ていると思ってはいても、それはあくまで想像の世界でしかなくて、現実に血が流れ出るのを見るのとはまったく違う。さまざまな映像で血のようなものが流れているのに慣れてしまって、そのことで 「血」 というものを知ったつもりになるよりは、あるいは本で知識を仕入れてなにか理解したつもりになるよりは、理科の授業の実験で、本物の血がひとのカラダから流れるのを見て、なんらかのショックを受けることのほうが、どれだけ生徒にとって教育的であることだろうかと思う。保護者の抗議はさておき、この生徒は教科書では得られぬ貴重な経験をしたと信じたい。 ◆ ちなみに、「手のひらを太陽に」の作詞はアンパンマンの漫画家・やなせたかしさんだそうで、 ◇ ――「手のひらを太陽に」はどんな時にできたのですか? |
◇ わめいたり、身体をよじったり、顔をしかめたり、奇妙な動作をしたり、無意識のうちに口汚い言葉や冒瀆的な言葉を吐いたり、 ◆ といった症状で一般的に特徴づけられるトゥレット症候群の患者で(と同時に腕の立つ外科医でもあるのだが)、無意識のうちに惹かれたコトバを何度も何度も際限なく強迫的に繰り返すというクセがあって(それは、たとえばオギンガ・オディンガという韻を踏んだ名前であったりする)、自分の気に入ったコトバをリストにまとめて大事にしている。それで、 ◇ 奇妙な音や言葉に対する博士のこだわりを知っている息子たちは、いつも 「おかしな」 名前を探している。たいていは、英語になれた耳には奇妙に響く外国の名前だ。少年たちは新聞や本、それにラジオやテレビに気をつけていて、「おいしそうな」名前を見つけると、リストに加える。ベネット博士はそのリストを、「この家で、いちばん大切なもののひとつ」だと言った。リストの言葉は「心のためのキャンディ」なのだという。 ◆ おいしそうなコトバのひとつひとつ。それは、博士にとって、なくてはならぬとっておきの「おやつ」である。おやつといってもパリっと割れるセンベイではなくて、ゆっくりと味わうべきキャンディ。心のためのキャンディ! ◆ 105円で、こんなステキなコトバを味わえるとは、ほんとに得をした。いつでもワタシは、読書しているふりをして、実はといえば、こういうコトバを本のなかに探しているだけだったりする。ワタシにとって、こうしたコトバのかずかずが、心のためのキャンディなのかもしれない。 ◆ トゥレット症候群について、詳しくは、たとえば 《日本トゥレット協会》、また、《Tourette Syndrome Association, Inc.》 などを参照。 ◇ Tourette Syndrome is an inherited, neurological disorder characterized by repeated and involuntary body movements (tics) and uncontrollable vocal sounds. In a minority of cases, the vocalizations can include socially inappropriate words and phrases -- called coprolalia. These outbursts are neither intentional nor purposeful. Involuntary symptoms can include eye blinking, repeated throat clearing or sniffing, arm thrusting, kicking movements, shoulder shrugging or jumping. |
◆ 釣りが趣味なわけではない。と書き始めて、母方の祖父が元漁師だったことを思い出したけれど、川でも海でもそれほど釣りをしたことがない。それでも、釣りはステキなものだと思う。 ◆ もちろん、魚を釣るためにだけ釣りをするひとも多いに違いないとは思うけれども、初心者の段階を越えて、いったん釣りが自分の生活になじんでしまえば、食事をするように釣りをすることができるようになってしまえば、ほとんどのことは自動化されて、そこにはさまざまな余裕ができるだろうと思う。 ◇ 「ちょっと釣りに行ってくる」
◆ なにかを考えごとをしたいときに、「ちょっと散歩に行ってくる」 では、敏感なひとにはちゃんと見透かされてしまうんじゃないか? そんなとき、釣りが趣味だといいなと思うのである。とはいえ、ひとり暮らしだから、べつになんにも気にする必要はないのだけれど・・・。 ◆ こんなことを考えたのは、この前に 「読書しているふりをして、その実、ステキなコトバを探しているだけなのである」 といったことを思わず書きつけてしまったからで・・・。だから、ワタシに本の粗筋など訊かないでほしい。 |
◆ 釣りのことを書いたら、THE BOOM の 「釣りに行こう」(作詞:宮沢和史) という曲を思い出しました (ワタシの聞いたのは矢野顕子とのデュエット) 。 ◇ 釣りに行こう 釣りに行こう ◆ というリフレインが印象的な曲で、今日まで歌詞はあまり気にしていなかったのだけれど、あらためて歌詞を読んでみると、 ◇ 釣竿にぎったまま 君はまた昼寝 ◆ というステキな 「君」 を釣りに誘っているのでした。けど、この 「君」 はいったい誰なのだろう? そう思ったのは、 ◇ 中学生の頃から、なぜか好きだったこの歌。「君」の部分は、好きな女の子にたとえていたけど、最近になって、ようやく、最初の部分の「君」というのが母(または父)のことだって、わかったのです。 ◆ って書き込みをある掲示板で見つけたからで、親のことを歌った歌詞だったのかと思うと、ずいぶん曲の印象が変わりました。それで、何度も歌詞を読み返してみましたが、よくわかりませんね。不思議な歌詞です。《Yahoo! Music》 で歌詞が見れます。あなたの解釈はいかがでしょう? [歌詞はコチラ] |
◆ あることがきっかけで、カラスの歌が気になって、それが 「七つの子」 というタイトルであることをはじめて知り、そのことにまず驚いた。それから、この「七つ」にふたつの解釈があることを知って、さらに驚いた。こどものころ、このカラスの歌を聴いて、いったいどんなイメージを思い描いていたのだろう? と考えてみて、おぼろげな記憶さえ浮かばないことに愕然とする。七歳のカラスが七羽、なんてことはないだろうから、どちらかだろうけれど、そのどちらかがわからない。ネットでもあれこれ検索してみたけれど、ますますわからなくなるばかり。たとえば、この歌詞を聴いて、 ◇ ・・・・ななつ。・・・・七匹じゃないんだ?? と思ったことのある方は結構いらっしゃるのでは? ◆ カラスを七匹と数えるひともいるのか、ということに驚きつつ、通り過ぎてつぎへ。 ◇ 歌といえば・・・ 「七つの子」 ♪かーわいい七つの子があるからよ~♪ 七歳の子だと思ってました・・・ 汗カラスの七歳は子供じゃない・・・。 ◆ これに対して、 ◇ 「七つの子」の七つは、やはり七歳の事だと思われます。カラスの子になぞらえて人間の子(歌を歌ってあげている目の前の小さな子)のことを歌っているのだと思いますよ。私はずっと「七羽の子」だと思っていて、最近「七歳の子」だと思い至った者です。 ◆ と、あれこれあれこれ。それで、「Questions」 で質問してみた次第。みなさん、回答どうもありがとう! あいかわらずよくわかりませんが。最後に、こどもに同じ質問をされた父親が、わざわざ山階鳥類研究所に電話で問い合わせた、その結果を参考までに・・・ ◇ するとからすは一度に七つ卵を産まないことが判明、それどころかからすは七歳まで生きないんですって! では「七つの子」とは一体? |
◆ 「七つのカラス」のことを検索していると、よく出くわすのは「ああカン違い」といったトピックの掲示板で、いろんなひとがいろんなカン違いをしているのを読んでいると飽きない。たとえば、先にも引用したが、《発言小町》という女性向き掲示板の 「子供の頃の勘違い(笑いネタ)」というトピック。おもしろいのもあれば、おもしろくないのもあるけれど、たとえば、与野市(現さいたま市)に住んでいたひとが、 ◇ 小学校中学年のころ、テレビで「与野党」と出て、「よのとう」だと思い、「へえ、こんな小さな市でも政治の党みたいなのがあるんだ」って思っていました。 ◆ とか、 ◇ うなぎの蒲焼にかける山椒の粉を山椒魚の粉末だと思ってました。大人って気持ち悪いものをかけてうなぎを食べるのだなぁと思っていました。 ◆ とか、これは少しアヤシイなとも思いながら、 ◇ 幼稚園のとき、同じクラスの子が引っ越すことになり、先生が「○○ちゃんのお父さんが転勤なので・・・」と言ったのを、「お父さんがペンギン」と聞こえ、「きっと寒いところに行くんだな~」と思いました。 ◆ とか、これはアルカモナと思いながら、 ◇ 小学校低学年のときに初めて交流会に参加して、大勢のアメリカ人(小学生~高校生)と会ったのですが、ヨコスカから来たと聞いて、てっきりアラスカの方から来たと思い込んでました。ヨコスカはアラスカの横にある町だと思ってて、2~3時間かけて電車とバスで来たって聞いて頭の中は「???」。飛行機じゃなくて? ◆ などなど、クスクス笑いながら(他人事なので)、読んでおりましたところ、 ◇ 真っ赤なお鼻のトナカイさんの歌で「暗い夜道は~」という部分を「暗いよ、道は~」とサンタさんが愚痴ってるもんだと思ってました。 ◆ えっ! 「暗いよ、道は~」じゃなかったんですかっ! いま初めて知りました。クリスマス前でよかったよかった。 |
◆ ひき続き、「子供の頃の勘違い(笑いネタ)」を読んでいる。やはりコトバのカン違いが主流で、巨人の星の「重いコンダラ」とか「ウサギ美味しい」故郷とか、どこかで耳にしたことがあるのも多い。そんななかにも、高校生になるまで素ウドンを酢ウドンだと思っていたという方の、 ◇ あとは、「天高く 馬肥ゆる秋」のことを「馬越ゆる」だと思っていて、この言葉を聞くたびに馬が空を飛んでいるような絵図を想像してました(笑)。 ◆ という、天を翔る馬のイメージは、あんなに高い秋の空にぴったりで、こんなステキなカン違いならワザとしてみたい気にもなる。それから、 ◇ 和歌山城の近くの動物園で初めて鳩を見たので、鳩は動物園しかいない鳥だと思っていたので、節分の後に保育所に鳩が飛んできたのを見た時に、「あの鳩は和歌山城からわざわざ豆を食べに来たんだ。すごいなあ」と思ってしまいました。 ◆ なんてのも、オモシロイ。それでは、こんなのはどうだろう? ◇ 道産子の私は、街と街の間(たとえば札幌と小樽の間など)には、家とかなんにも無くなるところがあって、しばらく走ると、またじわじわと街になるのが当たり前と信じておりました。 ◆ これはカン違いだろうか? ワタシはいま東京に住んでいるけれど、この方と同じことを東京に来たときに感じ、この方と同じように 「今でも変な感じがし」 ている。ワタシの生まれた京都 (山科) は盆地で、山が街を閉ざしていたし、そのあとに住んだのは札幌で、道産子さんと同じ感覚で街というものを理解していたように思う。それで、東京に来て、平野で人口が多いから仕様がないんだけれど、切れ目のない街をいうものを実際に経験して、なんともいえない疲労感を覚えてしまった。行政上の架空の線でしか街と街とを切り分けることができないのなら、どうして別の街である必要があるんだろう? 街は閉ざされていたほうが落ち着く。これはやはりカン違いだろうか? |
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◆ 先日 《Questions》 で 「キライな食べ物は?」 という質問を新たにアップしたのはいいけれど、そこにも書いたようにワタシにはあんまりキライな食べ物というのがないので、いつもは回答しやすいようにあらかじめ挙げておく項目を考えるのに苦労した。結局、セロリだけを最初の選択項目にしておいたわけだけど、セロリがキライなわけではない。 ◇ 育ってきた環境が違うと好き嫌いが分かれてしまう食物。野菜。 ◆ これは 《はてなダイアリー》 で見つけたセロリの定義。なかなかシャレてる。 |
◆ キライな食べ物はないと書いてから、ホントになかったかなあと考えていたら、ひとつ思い出した。でもこれは食べ物ではなく飲み物だった。青汁。販売元自ら 「マズイ!」 といってるものをわざわざ口にするひとの気がしれない。「良薬口に苦し」 ってこともあるかもしれないけど、それだったら、とびきり苦い薬を飲んじゃうね、ワタシは。どうも健康食品ってのが苦手で、ちゃんと運動して野菜食った方がよっぽど安上がりで健康的だろうに、と思ってしまう。 ◇ 野菜があまり好きじゃないので代りになるものを…と思い、たまに青汁を飲んでいます。 ◆ まあ、無理して青汁を飲まなきゃいけないほどの野菜ギライのひともいるようなので、なんとも言えなくなるんだけど・・・。 ◇ 私は豆乳にファンケルの青汁の粉末タイプを入れて、更に飲みやすくするために蜂蜜を入れて飲んでました。 ◆ 豆乳に青汁に蜂蜜。なんともヘルシーな三位一体であることよ。そういえば、豆乳も飲んだことがない。 |
◆ Windows XP にこんな機能があるのを今日まで知らなかった。ちょっとだけ、MAC みたいだ。 ◇ これは、ギザギザになりやすいフォントの斜め線などを、階調をつけることで滑らかに表示する技術。これにより、特に液晶ディスプレイ上でフォントが見やすくなった。 ◆ 欧文フォントでの効果はテキメン。ただし、通常日本語フォント(MSゴシックとMS明朝)の16ポイント以下の文字では効果なし。どうしてもという方は以下を参考に。 |
◆ ジオシティー (ズ) もだいぶ様変わりしたみたい。Yahoo! の ID が遊んでいたので、《SaturnianCafe@GeoCities》 を作ってみた。でも中身はいっしょ。広告が出るけど、しばらくすると小さくなる。じゃまなら消せる。 |
◇ メモリーは冠名。キアヌ Keanu はハワイ語から。ke は定冠詞。anu は涼しさ。転じて快い涼風を意味するようだ。しかし Keanu=A Nuke (核兵器) であるから、怖い爆発力を持つ。 ◆ あれっ? 俳優のキアヌ・リーブスが由来じゃなかったのか? それにしても、ハワイ語とは。もしかして、キアヌ・リーブスはハワイ人? と、適当に考えていたら、ホントにそうだった。ありゃりゃ。 ◇ His name, Keanu, is Hawaiian for "cool breeze over the mountains". Well, literally-speaking it means "the coolness", but the fancy extension is forgivable. We all need a little more poetry in our lives, don't we? ◆ ヤツは1964年ベイルート生まれで、ワタシと同い年。おまけに、ヤツも左利き。はっ? ◆ そうそう、ウマのキアヌはというと、18頭立の14番人気で10着でありました。 |
◆ とはいえ、この写真の感想を述べてくださる方も多少はおられて、そのたびに自分でも見直してみることになり、なかなかワルクナイと思ったりもする。不思議な写真。ワタシはシャッターを押しただけ。一枚の写真を見続けるのも、なかなかワルクナイ経験のような気がする。というわけで、いましばらくはこの写真でカンベンしてくださいませ。 |
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◆ 2004/10/20 千葉県富里市中沢。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ◆ だれもいない雨の日。気ままにひとりで散歩していたオマエは、ワタシに気づくとうなりながら近づいてきたので、少々びびったけれど、ホントは人なつこくっていいやつだった。それにしても、なんという優しい目をして見つめるんだ。 |
◇ 温泉は僅かに微濁を呈したメタ珪酸含有の温泉で浴槽だけでなく、シャワー・カランの湯・水全てに使用されており、従来から使用されていた地下水を平成16年に分析したところ、温泉法の温泉であることが判明した。 ◆ というわけで、ワタシは温泉三昧な日々を送っているのである。 |
◆ 気がつくと、Google に検索サイトの和文英訳・英文和訳機能が付加されていた。 ◇ 米Google, Inc.は、同社のツールで検索したWWWサイトの自動翻訳サービスの対象言語に、日本語、中国語、韓国語を加えた。和英、英和、中英、英中、韓英、英韓の翻訳エンジン(ベータ版)の運用を2004年11月19日から開始した。WWWサイトを検索すると、通常の検索結果と共に、翻訳版のページを表示するハイパーリンクを表示する。 ◆ 試しに、自分のサイトのページで [ Translate this page ] をクリックしてみると、 ◇ Someone, as for the person who knows the movie the right it is and and others the ??plain gauze is? / Being something which is scanned from the film which is received in the friend, it does, these 3 photographs, but because it is not detailed in the movie, you do not know at all some movie. ◆ と、なんともオモシロイ英語に化けて出てきた。この日本語ページの別の箇所の翻訳も見てみると、 ◇ 万字会館は昭和51(1976)年の万字炭鉱の閉山後ほどなく、閉館したようですから、それ以前の映画だと思うのですが。 ◇ Because ten thousand letter halls 1976 (1976) it seems that after the closing of ten thousand letter coal mines of the year immediately, closed is done, being to think, it is the movie of the time before the that, it does, but. ◆ 「昭和51(1976)年」 が "1976 (1976)" へと見事に翻訳されている! そして、ああ、地名である 「万字」 も、これまた見事に "ten thousand letter" へと! ◆ でもこれ、なんのページかよくわからいでしょうから、オヒマがあれば、「MISCELLANEOUS」 にある 《こんな映画を御存知の方は?》 をぜひご覧ください。 |
◇ 三井三菱財閥の大番頭・朝吹英二が採掘権を獲得して、明治38年から北海道炭鉱汽船会社(北炭)が採掘を開始した。その段階で名称を決める必要が出来て、朝吹家の家紋「卍」から、万字と名付けられた。 ◆ では、「卍」 という漢字をどうしてマンジと訓むのかというと、 ◇ 卍 (まんじ=万字) は、仏書に用いられる万の字で、仏・菩薩の胸・手・足等に現れた吉祥万徳 (幸福と功徳) を示すとされ、日本では仏教や寺院の標識・記号に用いますが、元は中国の仏典訳者が万の字の代わりに用いたことに由来します。 ◆ なるほど。"ten thousand letter" でよかったのだな。 |
◆ というわけで、イカの塩辛は大好きである。けれども、食べ物のスキキライはほとんどないと何度も書いたけれども、キライなものがひとつあった。魚の目玉である。イカの塩辛のあと、週に一回の障害者のKさんの介護の仕事に行って、その日は、前の当番のひとが夕食のオカズを作っておいてくれたので、それをそのまま食べたのだが、それがブリ大根で、頭も入っていた。「この目玉のまわりがうまいんだよな」 というKさんのことばに心底身震いがして、目玉はふたつしかなくてよかったと思いつつ、希望者に謹んで進呈したのでありました。 ◇ 母が小さかった頃には、6人家族でよく魚スープを食べていたそうなんですが、大抵スープには魚を1匹しか入れないため、多くても目玉は2つしかないんですよね。だから毎回その目玉を得ようと、家族6人で競っていたそうです。微笑ましい話です。 ◆ ぜんぜん微笑ましく、ない! |