MEMORANDUM
2003年05月


◇ 芸人アパートの下を流れていた渋谷川は、暗渠になっている。これも、東京オリンピックにともなう町殺しの犠牲の一つであり、現在は索漠とした遊歩道になっている。
小林信彦・荒木経惟 『私説東京繁昌記』(ちくま文庫,p.47)

◆ 東京に来た当時、川がいたるところで暗渠になっていることに随分驚いた記憶がある。橋の欄干が遺されているので、以前はそこが川であったのだろうと察することはできるのだけれど、そうして暗渠の下には相も変わらず水が流れているのだろうけれど、それはなんとも奇妙な光景だった。蓋をされた川は、それでもなお川なのだろうか? 小林信彦は続けてこう書いている。

◇ ジャングルジムがあったり、人間をこわがらない猫がいたりするこの遊歩道に立って、表参道の人通りを眺めるのは異様なものである。遊歩道の両側の家並みはさほど変わっていないので、自分が昭和三十年代にいながら、現代の繁栄を眺めている気分になる。遊歩道の上に小さな参道橋がかかっており、橋の上を行く現代風の服装の通行人しか見えないのが、時間の裂け目のようでもある。

◆ 下に引用した本はアラーキーこと荒木経惟 (あらき のぶよし) の写真も満載で見ごたえがあるのだが、このアラーキーの「惟」の字を入力するのに手間取った。検索サイトで 「荒木経」 を検索して、その結果からコピペすれば早いかと思い、Googling したところ、最初の4件を見てみて驚いた。なんとまあ、そのすべての漢字が異なっているのだった! で、おもしろがって、そのそれぞれの漢字で検索し直すと、

 荒木経「推」:54件
 荒木経「帷」:18件
 荒木経「維」:79件
 荒木経「惟」:9220件

◆ という結果で、結局は間違い派は少数であることが分かって、ほっとした次第。

◇ その1、大好きだった先輩との初デート、待ち合わせ時間を間違えてそれっきりになったこと。
  その2、ほとんど編みあがっていたセーターを駅のホームに忘れて無くしたこと。
  その3、ドッジボールで好きな男の子に思いっきりボールをぶつけられたこと。

◆ これは、ある個人のホームページでみつけた 「今まで生きてきて痛かったことベスト3」。
だれにでもありそうなことだけど、そのひとつひとつがとってもキレイなイメージで、こんな風に思い出を語れる人は幸せだと思う。で、私はというと、しばらく考えても答えが出ない。イカンな、こんなんじゃ!

◆ 今日仕事で行った、さる高名な、というかテレビで有名な (そうらしい)、ある女医のマンションの玄関のドアの内側に、紙切れが一枚。そこには 「No War. No Evil. Love and Peace」 と書いてあった。さもありなん。

◆ ちなみに本人は札幌で講演会のため不在。自分ンチの引越だというのに。「お宅拝見」とかいう TV (そんな番組ありますか?) にはしっかり出るらしいけど。

◆ 映画『WATARIDORI』を観てきました。とにかく人生ってのはいろいろあれこれタイヘンだな。トリもヒトも! すなおに感動。

◆ 鳥は飛行機に似ている、そう思った。ホントは飛行機が鳥に似ているんだけど・・・。

◆ 英語で「ひまをつぶす」ことを kill time といい、フランス語では tuer le temps という (あとは知らない)。いずれも直訳すれば 「時間を殺す」 という意味。それで 『時間殺人』 というタイトルを思いついて、大学時代に 「ひまつぶし」 のエッセイ (のようなもの) を書いていたことがある。そんなことを風呂屋でふと思い出した。

◆ SMAP の 「世界に一つだけの花」 は、なにやら反戦歌らしくて、「もし、世界中のすべての人が、ありのままの自分を好きになれたら、戦争なんてなくなると思う」 とは、だれが語った台詞かよく知らないけれども、(ついでに、「世界中のすべての人が、ありのままの自分を好きにな」 ったりするなんてことがあるとしたら、戦争もなくなるかもしれないけれど、同時に地球もなくなってしまうんじゃないか?などと余計な心配をしたりもするのだけれど)、「夜空のムコウ」 に比べれば、なんともつまらない曲だというのが正直な感想で、どうしてこんなのがヒットしたりするのかなあ・・・。

◆ どうしてみんなこれを英語で書くんだろう? アメリカ人にわかるようにかしら?

◆ 先日の客の部屋の汚さといったら、わが引越史上でのベスト (ワースト?) 3にランクインするのは確実なほどであったのだけれど、その三十代前半とおぼしき独身男性が言うには、「仕事ですか? 経営コンサルトみたいなことなんですが、昨年ヘッドハントされましてね、ついに1000万円プレイヤーの仲間入りです」。こちらは年収まで尋ねた憶えはないんだけどね。「1000万プレイヤー」 か、こんな言葉がビジネスの世界にはあるんだなあ、とつくづく感心した次第。スポーツ選手じゃあるまいに。

◆ 『週刊文春』(5月22日号) に掲載されていた謝罪文。




     ● 謹 告 ●

「マチス」権利継承者日本担当代表
         ジョルジュ・マチス殿

本誌平成14年4月4日号掲載の「ソ
ニー・ビットプレイ」の商品案内に関
する記事の中で、同商品を撮影した
写真の背景に著作権者の承諾なく
「マチス」の絵が掲載されたことによ
り、「マチス」作品の広告的利用を
完全に排除するとの著作権者の方
針に反してその著作権を侵害し、著
作権者並びにその関係者に多大な
ご迷惑をおかけいたしました。ここに
謹んでお詫びいたします。
平成15年5月15日

         株式会社 文藝春秋

◆ こんなのはだれも読まないだろうから、メモしておく。「作品の広告的利用を完全に排除する」 か、えらいぞマチス。

◆ 先に掲げた謝罪広告の載っているページの反対側(p.107)に俳句のコーナーがあったので目を通してみた。選者は草間時彦で、入選作は松本真麻さんの「車窓より犬が顔出し春うらら」。で、その選評はというと・・・

◇ (評) 人間より犬がいばっている風景。犬の得意そうな顔を見て下さい。窓から首を出していて、向こうから来る車とよく衝突しないものだ。

◆ なんだろね、この「感想文」みたいな文章は。当の俳句とまるで関係がないんじゃないか?

◆ 『週刊文春』(5月22日号)からもうひとつ。書評欄のところに「著者と60分」というコーナーがあって、今回は「メディア・アクティビスト」なる肩書きをもつ「辛酸なめこ」という人物が登場している。最近出版された『ほとばしる副作用』というエッセイ集(もちろん文藝春秋社刊)には・・・

◇ 日本中のいじめグループ主犯格の女子の顔の平均値を出したら倉木麻衣になる。

◆ なんてことが書かれているそうで・・・

◆ 先日のお客の話。引越先の部屋の片隅に、一合枡が置かれていてその中にちょうど合う大きさの球 (セラミック製らしい) が入っていた。風水の一種かと思いつつ、ちょっと気になったので、尋ねてみると、「これは空気をキレイにするんです。宇宙からアルファー波を集めて・・・」。ややこしくなりそうな気配がしたので、あわてて話を打ち切った。とりあえず、スカラー波とは関係がないようだが・・・。

◆ 引越屋の仕事にまつわる話を何度か書きましたが、ふと「閻魔帳」という言葉が浮かんだので、これから引越関係の話題は「引越閻魔帳」と題して書くことにします。

◆ と書いたあとで、「閻魔帳」を GOOGLING してみると、結構あるんですね、サイト名やらコーナー名にしているページが。もうすっかり死語かと思ってました。

◆ goo 辞書の『大辞林 第二版』では、

(1)閻魔大王が、亡者の生前の名前や行動を記しておくという帳簿。
(2)教師が生徒の出欠・成績などを書いておく手帳の俗称。正式には教務手帳という。
(3)警察官が携帯している手帳の俗称。

◆ とあります。先生はいまでも閻魔帳片手にがんばっているんだろうか? それとも?

◆ 『日刊スポーツ』に連載中のコラム「高田文夫の 娯楽 極楽 お道楽」から。

◇ ちなみに元恋人いわく、山拓の一番好きな歌は「白いブランコ」だそうな。「白いブランク」にならぬよう祈るばかり。(04/28)

◆ まったく笑うに笑えぬ文章だけれど、それはさておき、この「白いブランク」が完璧な冗語法になっている。ブランクといえば、そもそも語源からして白いものなので、たとえば黒いブランクなんてのはありようがない。いったい高田文夫はブランクという言葉にどのような意味を見ているのか?

◆ リスカ、こんな言葉があるなんて昨日まで知らなかった。あるホームページの日記で初めて目にした。あまりに普通に書かれていたので、その意味がしばらくはわからなかった。検索するとヒットする数のなんと多いこと!

◇ 皆さん初めまして今日和♪リスカやってる中学二年生の****です★★★★

◇ リスカを卒業する今、少し切ない。ある意味、リスカも自分の個性になっていたから。

◇ 私がリスカを初めてしたのは、高校時代でした。

◇ 今なお、リスカをするわけは / 正直言うと、あれですね。 / 【傷が消えるのがどうしようもなく寂しい】からです。

◆ 正直なところ、よくわからないコトだらけだ。

◆ 東京に「西葛西」という地名があって、これじゃあ「山本山」だなと、わかる人にしかわからない感慨を抱きつつ、そのうち西葛西西とか西西葛西という地名もできてしまうのだろうかと、つい余計な心配までしてしまう。さらには西西葛西西なんてのも・・・

◆ なるほど、そうやって「おみおつけ(御御御付)」もできたんだなあ、とはたと気がついた。

◆ 葛西は西葛西に東葛西に中葛西に北葛西に南葛西。
荻窪は南荻窪に西荻南に西荻北に上荻。
小岩は東小岩に西小岩に北小岩に南小岩でこれは江戸川区。葛飾区に新小岩というもあって、これは西新小岩に東新小岩。

◆ マンガ喫茶のことを略して「マンキツ」と呼ぶらしいが、いささか耳障りなことばだ。すくなくともわたしには。マンキツにいながらそう思った。

◆ 高校のころ、昼食用にパン屋が注文販売をしていたのだが、その注文用紙のことを同級生の多くは「パンガミ(パン紙)」と読んでいた。この音もわたしには不快だった。そんなことを思い出した。

◆ で、氷川神社。関西生まれの私にはあまり馴染みのない神社だけれど・・・

◇ 東京に来てからちょっと疑問に思ってたのが、あちこちに氷川神社があるということ。
www.emiko.com/Tokyo/hikawa.htm

◇ 氷川神社は全国に200社ほどありますが、そのほとんどが関東の地に集まっており、その中心がここ大宮の氷川神社です。そして、そもそもこの「大宮」という名前はここに氷川神社の本宮があったために起きた地名です。
www.ffortune.net/calen/maturi/08/hikawa-oomiya.htm

◇ 御祭神は須佐之男命(スサノオノミコト)、稲田姫命(イナダヒメノミコト)大己貴命(オオナムチノミコト)で、夫婦とその子供にあたります。(大己貴命は大国主命とも呼ばれます。)
www.citydo.com/prf/saitama/area_saitama/kenbun/rekishi/saitama089.html

◆ で、この氷川神社を有名にしたのが、セーラームーン。

◇ うちの近くの神社で新年を迎え、うちに帰って寝てから、麻布の氷川神社と赤坂の氷川神社に行きました。 / 麻布の氷川神社は、元麻布のはずれの方にあって、かのセーラームーンの原作における火川神社のモデルとされています。もちろん麻布十番街のすぐ目の前です。 (もちろん、御存知だとは思いますけど、 火川神社はセーラーマーズこと火野レイの家です。) // 赤坂の氷川神社はアニメの方のセーラームーンの火川神社のモデルといわれています。
www.t3.rim.or.jp/~yutopia/diary2.html

◆ で、こんな意見も出てくるわけで・・・

◇ メンバーの一人は氷川神社の聖職者、年齢から言って彼女の祖父は国家神道に荷担してきた戦犯であろう。
◇ http://www5c.biglobe.ne.jp/~beam/log/wh05.htm

◆ さらには氷川きよしも。

◇ 宮司さんの話によると、氷川きよしの「氷川」は、ここの赤坂の氷川神社からとったものだそうで、氷川きよし自身も毎年ヒット祈願をしているのだそうだ。
suto-w.hp.infoseek.co.jp/collection/collection49.html

◆ 仕事帰り、東急田園都市船の梶が谷駅に、東急沿線生活情報誌 『SALUS』(5月号) というのが置いてあったので、電車の中で読んだ。特集には氷川丸。

◇ 氷川丸の名は、埼玉県大宮市にある氷川神社に由来する。氷川神社といえば古くは武蔵国一の宮で、武運の守護神を祭る大社だが、氷川丸のたぐいまれな強運は、この守護神のなせる業であったかもしれない。

◆ 大宮市との表記は最近の記事としてはご愛嬌だが、姉妹船に 「平安丸・日枝丸・浅間丸・龍田丸・秩父丸」 の名が挙げられているのを見て合点がいった。そう、どれもみな神社の名前。

◆ キスにかんして。石井研堂『明治事物起源』 (ちくま学芸文庫)に「口吸の風俗」という項目があり、後の宰相西園寺公望の留学時代の話が出ている。

◇ 西園寺望一郎〔欧羅巴紀遊抜書〕明治四年正月十六日、新約克より英國へ航する條に、『船中乗合の中に一小児あり、歳四歳許、賞に愛らしき者にて、望一郎に之を弄し、彼よりも頗る慕へり。偖上陸の期に望んで、望一の處に走せ来り、別離の挨拶し、抱かれ乍ら、望一のロを吸はんとす、望一大に驚き且大笑せり。侭て彼小児大に怒り、恨んで梯泣す、蓋し其無情を怒るなり。元来西洋の風俗にて、男女少長に不限極めて知己になれば、互に口吸す、日本人より見れば、堪へざる事なれども、一種の禧となりて、 情の篤きを彰すなり、奇と云ふべし。蓋し夷狄の悪風、興に厭ふべし』/ 風流宰相陶庵公も、始めて洋行する時代には、ロ吸の悪風を、斯くも厭ひしなりき。

◆ 「刺身とお作り」の話で思い出したのだが、最近(東京にいるので)使っていない食べ物の言葉あれこれ。その1、「にぬき」。

◇ 他にも「にぬき」ってご存知でしょうか? / 関西の人なら「にぬき」=「ゆで卵」なんですが、他の地域では通用しないみたいです。 / でも、国語辞典にも載ってるですけどね。煮抜き卵の略って…。
www.lares.dti.ne.jp/~denjin/text/lesson13.html

◆ で、オンライン辞書(「大辞林 第二版」)で調べると、《「煮抜き玉子」の略》ということなので、「煮抜き玉子」を引くと、「かたゆでのたまご。にぬき。主に関西でいう」とあった。

◇ 「にぬき」はまだ比較的ポピュラーで、今でも使っている人が多いです。私の親世代までは、「ゆでたまご」という人の方が少ないです。
www.hi-ho.ne.jp/hi_chan/kansai020801.htm

◇ 今週の京ことばレッスン/にぬき 標準語訳:ゆで卵
allabout.co.jp/travel/travelkyoto/nlbn/NL000196/vl_61.htm

◇ >奈良県民です。うちの亡くなったおばあちゃんが、「にぬき」って言ってましたよ。懐かしいな・・・。ああ、おばあちゃんに会いたくなっちゃった。(T-T)
weekly.freeml.com/chousa/ninuki.html

◆ 最近(東京にいるので)使っていない食べ物の言葉あれこれ。その2、「ザンギ」。これは北海道時代の懐かしい言葉。

◇ 東京から札幌に移ってきて、居酒屋で「ザンギ」という名のメニューに出合い、驚きました。なんと鶏の唐揚げのことではありませんか。スーパーの惣菜にも「ザンギ」と書かれています。これって方言?実に変な響きの言葉です。なぜ北海道では鶏の唐揚げが「ザンギ」なのですか。
www.ne.jp/asahi/ys/namaramuchyo/nanda/honbun/zangi.html

◇ 北海道では鳥の唐揚のことを ”ザンギ”と言います。生まれた時から ”ザンギ”なので誰も疑問に思いません。何で、”ザンギ”なの?ちなみに、たこの唐揚は ”たこザンギ”です!
homepage2.nifty.com/osiete/s571.htm

◇ ちなみにつぼ八にザンギというメニューがありますが、つぼ八の本店が北海道にあることからメニューに組み込まれているようです。
www.gimlay.org/~sawara/enq/enq00001.htm

◇ 「ザンギの語源は知りませんが、一般的にいう唐揚げとザンギでは調理法が違うようです。唐揚げは塩、こしょうと片栗粉をまぶして揚げますが、ザンギは、ショウガやニンニク、醤油を加える。調理人たちはそう習ってきたようですよ」

www.ne.jp/asahi/ys/namaramuchyo/nanda/honbun/zangi.html

◆ で、語源ですが、いろいろあって結局のところはよくわからないようで・・・。

◇ 中国語の「炸鶏」(ザーチー)がなまったもの
同じく中国語の「炸子鶏」(ザーツゥチー)がなまったもの
またまた同じく中国語の「揚鳥」(ジャージー)がなまったもの
(ジャージーは鳥をザンギリにして揚げたもの)
ザンギリにするからザンギになったとも考えられる。

www.gimlay.org/~sawara/enq/enq00001.htm

◆ 私の疑問は、なぜ「ザンギ」をカタカナで書いてしまうのかというコト。

◆ 興津要『食辞林』(ふたばらいふ新書)で見つけた江戸古川柳。

ひらめのさしみ薄雪の瓦屋根(『柳多留121』)

なんだか蕪村の俳句のような美しい情景。

◆ 「ひらめのさしみ」を調べていたら、刺身の語源も気になった。そういえば私の生まれ育った京都では「お作り」というのだった・・・。

◇ 一説に「切る」を忌み詞としたため、「指身」「差身」という名称になったという。『和漢三才図絵』「正徳3-1713」では、「魚肉薄ク切ルヲツクルトイフ」とも述べる。現代でも京阪地方では「刺身」と言わず、「お作り」と称している。
www.tokai.or.jp/uotakesusi/edosyokubunka3.htm

◇ <刺身>という言葉は関東でよく使われ、昔、刺身を盛りつける時にその魚の鰭(ひれ)を刺して飾った事から<刺身>と言うようになったようです。関西のほうではその「刺す」の意味を嫌い、<造り>という言葉を使うと言われているそうです。
mukafish.hp.infoseek.co.jp/log-gogen3.htm

◇ ゆたか『刺身ってのが初めて文章に登場した日。室町時代後期ってことになってますね、この1448年は。鯛なら鯛だって解るように魚の切り身にヒレを刺しておくんだって。「これは鯛の刺身なんだよ」って解るように刺しとくから、そこから「刺身」って名前が付いたんだって』
www.3quarter.net/radio/r0815-2.html

◇ 刺身の書き方の由来は二説あります。 一つは魚の種類がわかるように、 その魚のひれにの部分を料理に刺しておく習慣があったので、刺身という書き方がうまれたという説です。 もう一つの説は、 切身という言い方だったのが、武士支配時代、 切腹を忌み嫌ったため刺身に書きなおさせたというものです。
www.nichibun.ac.jp/text/fn68.html

◇ 花柳界などでは、接吻を『おさしみ』と呼びます。 / 本物のお刺し身のほうは、キッスと混乱しないように『お造り』とか『相惚れ』と呼ぶわけです。
w2242.nsk.ne.jp/~ajam/in_9ra.htm

◆ この最後の引用は「エッチ・おもしろ用語辞典」というサイトからだが、これがなかなかおもいろいのでもうひとつ。なんでも「呂の字」という隠語があるそうで・・・

◇ 呂の字は、口と口を寄せ合った形をしてるから、キッスなんですネ。
w2242.nsk.ne.jp/~ajam/in_9ra.htm