◇ ぎおんしんこう【祇園信仰】 牛頭天王(ごずてんのう)および素戔嗚尊(すさのおのみこと)に対する信仰。災厄や疫病をもたらす御霊(ごりよう)を慰め遷(うつ)して平安を祈願するもので、主として都市部で盛んに信仰された。祇園祭・天王(てんのう)祭・蘇民(そみん)祭などの名で各地で祭りが行われる。また、津島神社の津島祭も同系列の信仰とされる。 ◆ ちょっとまえに「祇園」のハナシを書いたとき(「狭山の祇園」「木更津の祇園」)、祇園信仰のことも多少調べてみたけど、辞書的記述を越える範囲のことはワタシには難しすぎて(複雑すぎて)よくわからないので、続きを書けずにほったらかしにしてある。ただ、なぜだか牛頭天王という神様が気になって仕方がない。 ◇ 〔Wikipedia〕 明治維新の神仏分離によって、日本神話のスサノオを仏教信仰に組み込んだ牛頭天王は徹底的に弾圧された。天台宗の感神院祇園社は廃寺に追い込まれ、八坂神社に強制的に改組された。全国の牛頭天王を祀る祇園社、天王社は、スサノオを祭神とする神社として強制的に再編された。 ◆ 牛頭天王のこともちょっと調べてみたが、これまたやっぱり、ワタシにはすんなりと理解できないので、ほったらかし。ただ、さいきん、たまたま立ち寄った神社の説明板にたまたま「牛頭天王」の名前を見かけると、なんだかウレシイ。なんにも知らないのに妙なものである。
◆ スサノオの「嗚」が「鳴」になってたり、ミコトの「尊」が「尋」になってたり、説明板ひとつ書くのも楽じゃない。明治維新の神仏分離・廃仏毀釈ですっかり姿を消してしまったという牛頭天王。復活する日は来るんだろうか。 |
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