◆ ちょっと前にコブクロ関連の記事をいくつか書いたのには理由があって(もちろん理由のないことなどなにもないのだが)、仕事上の若い(といっても30だが)友人が、ギター片手に自作の曲でときおりライブもしたりするという「趣味」の持ち主で、その彼がコブクロがいいというので、あれこれ聞いてみたのだった。もとより音楽にたいしてコメントできるほどの能力はないので、歌詞についてのみ、多少のコメントをし、また、彼があたらしく作ったという曲の歌詞を読ませてもらったりもした。正確には覚えていないが、「四つ葉のクローバー」というタイトルの歌詞はこんなのだった。以下、大意。「23で家を出て、見知らぬ町で暮らし始めた。知り合いもいない辛い生活。仕事場と家とを往復する単調な毎日。そんなある日、仕事帰りの道すがら、ふと路傍に目を向けると、クローバーが。花もなき花、クローバー」とまあ、こんな感じ。23という年齢に意味はあるのかと聞くと、「自分がそうだったから」。クローバーではよくわからないから、四つ葉のクローバーとはっきりすべきではと助言すると、「クローバーといえば、四つ葉のクローバーに決まってるでしょ」。クローバーにも花は咲くよと言うと、絶句。だいたいそんな感じ。 ◆ そんな彼に、たまたまトラックで休憩中に歩道の脇に咲いていた花を指さして、「あの花、なんだかわかる?」と尋ねると、「知らない」という答え。その花がツツジだった。べつにツツジを知らなくても、なにも困りはしないけれど。 ◆ 以前、「花の歌」という記事を書き、さらに以前、「鳥の鴨の尾長鴨」という記事を書いた。何年も前から同じことばかり考えている。 |
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すみません。「花もなき花、クローバー」に笑ってしまいました。
以前、鉢植えのラナンキュラスを見ながら、「この花なんていうんだろう?ボタンかなぁ?」と悩んでいるおじさまを見かけたことを思い出しました。私もそばにいたのに、別の奥様に問いかけて、あっさり「知りません」と言われていました・・・
私に聞いてほしかった。ま、花の名前をたくさん知っていることが偉いことでもないですけれどね。
自転車女さん、はじめまして。
ワタシもラナンキュラスという花は知らないので、今度、ラナンキュラスみたいな花を見かけて、「これは何という花かなあ」とひとりごとを言ったときには、となりから優しく教えてくださいね。