MEMORANDUM

  下種の勘繰り

◆ スポーツ新聞の読者にSMAPに関心のあるものがそう多くいるとも思われないが、2日連続でスポーツ新聞の1面が「草なぎ(なぎは弓ヘンに「剪」)」クンだった。親に「ごはんつぶは残してはいけません」と教えられてきたので、買ったものは読み残してはいけない、と思い、全部きれいに読んだ。以下、謝罪会見にかんする記事の一部。

〔日刊スポーツ〕飲酒については「今はまったく飲む気はありません」と禁酒を宣言しつつも「もっと成長して大人になって、友人や親友と食事しながらお酒を飲むと楽しい話ができる。おいしいお酒を飲める日がくるのでは」。泥酔から起こした大騒動のおわび会見で早速、将来的な飲酒解禁を示唆した。/ 飲酒を否定しきれなかったのは仲間への気遣いもあった。ジャニーズ事務所では、長瀬智也、滝沢秀明がアルコール飲料のCMに出演する。SMAPも草なぎ以外の4人がアルコール飲料のCM出演経験がある。飲酒を完全否定しても、周囲に与える影響が大きい人気者ならではの裏事情がある。
www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20090425-486893.html

◆ 「裏事情」。世の中は、じっさいのところ、ある程度は複雑でもあるのだろうけれど。個人的には、基本的な態度として、単純なことは単純に理解したいし、複雑なことは複雑なままに理解をしたいと思っている。けれど、ともすれば、複雑なはずのことをアタマがよくないので単純化して理解したつもりになったり、じっさいに単純である場合には、逆にアタマに余裕があるせいか、必要もないのにことさら複雑なものとして理解しようとしたりする。そのへんがたいへんむずかしい。よくわからないが、このようなことは、ふつう「下種の勘繰り」と呼ばれるのではないかと思う。

〔読売新聞〕 東京・霞が関の警視庁本部や草なぎ容疑者を署員が逮捕した赤坂署、さらに同容疑者が留置されている原宿署には、「なぜ逮捕したのか」といった抗議や問い合わせの電話が相次いだ。大半はファンとみられる女性からで、電話は23日深夜になっても続いた。
www.yomiuri.co.jp/national/news/20090424-OYT1T00186.htm

◆ もし、ワタシが「草なぎ(なぎは弓ヘンに「剪」)」クンの熱烈なファンであったなら、いてもたってもいられず、彼のいる原宿警察署まで駆けつけ、ほかの大勢の仲間とともに、不当逮捕にたいする抗議行動として、とつぜん着ていた服をすべて脱ぎ捨て(脱いだ服はきちんとたむこと)、「わたしたちも公然わいせつ罪で逮捕しなさいよ」と叫んでいたことだろう。そうした事件なら報道する価値もあるというもの。その場合、ワタシなら、ファンであるよりは報道カメラマンであることを選ぶ。

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COMMENTS (2)

タネ - 2009/04/29 20:33

<報道カメラマンであることを選ぶ

(^◇^)ワハハハ

いつも楽しく読んでいますけど、ディスプレーを前に大笑いしました。

京都御所の特別開放の帰りの新幹線の中の電光ニュース(?いいのかな)
でくりかえしこのニュースが流れ、御所、吹っ飛びましたね、
皇室の重厚な歴史<シモジモの春の椿事。

Saturnian - 2009/05/22 08:18

タネさん、

SMAPのなかでは、クサナギくん、一番人気ないんですかね?
これがキムタクだったら、どんな展開になってただろう?

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