◇ そのうち、ミズキといえば、もっぱらハナミズキのことを指すようになるのかもしれない。いや、もうすでにそうなっているのか? ◆ と、以前の記事(「ミズキ」)に書いたが、「もうすでにそうなっている」ようでもある。神奈川県大和市の大和駅前に「みずき通り」。「みずき通り」の街路樹はハナミズキ。在来種のミズキではない。どうして「はなみずき通り」ではいけなかったのだろう? 都会の風景は、いつもどこかがずれている。かつて「コンクリートジャングル」というコトバもあった。いまはだれも使わないだろう。 ◇ コンクリートジャングル ビルの林立する都会を、ジャングルに見立てた語。 ◆ 「みずき通り」には、街路樹のハナミズキと、それからもう一本、アオキが生えている。ビルの「AOKI」。造花ならぬ「造木」のアオキ。調べてみると、アオキもまたミズキ科の植物なのだった。 ◇ 〔Wikipedia:ミズキ科〕 ミズキ科(みずきか、Cornaceae)は被子植物の科のひとつで、ミズキ、ハナミズキ、アオキなどを含む。 |
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