MEMORANDUM

  北極のペンギン

◆ 別段これといった理由もないが、ふとスペイン語でも学習してみようかという気になり、適当に買った参考書の一冊に、こんな例文があった。

◇ 北極へペンギンを見に行きましょうか? ¿Vamos al Polo norte a ver los pingüinos?
桜庭雅子 『スペイン語会話パーフェクトブック』(ベレ出版,p.233)

◆ 北極にペンギン? もしかすると「ペンギンを見に北極に行く」という成句がスペイン語にはあって、たとえば「わずかな可能性に挑戦する」といった意味になるのかもしれないが、初心者なのでよくわからない。おそらくないだろう。

◆ No hay pingüinos en el Polo Norte. 北極にペンギンはいない。しかし、

◇ ペンギンが居るのは南極で、北極にペンギンなんて居ないよ。きっと、そう思っている人は多いんじゃないでしょうか。でも、南極に居るのはペンギンに似た動物で本当のペンギンは北極に居たんだよって言ったら、信じられます?
www.geocities.co.jp/Milkyway-Gemini/6165/zak2.html

◆ 北極のペンギン。いまはいないが、かつてはいたらしい。

◇ かつて北大西洋と北極海に分布していたが、乱獲が主原因で1844年6月3日を最後に絶滅した。
ja.wikipedia.org/wiki/オオウミガラス

◇ 昔は、北極にも、ペンギンにそっくりな鳥が棲んでいました。オオウミガラスという鳥です。〔中略〕 もともと、「ペンギン」という名は、オオウミガラスに対して付けられたものです。ヨーロッパ人が南極へ探検に行った時、見慣れた「ペンギン」=オオウミガラスにそっくりな鳥を見つけました。そのため、その鳥にもペンギンと名付けました。
blog.zukan.net/blog/2006/06/22-post_20.php

◆ オオウミガラスについては、《THE ANIMALS:絶滅動物記》に詳しい。

◇ もともと『ペンギン』という名前は、この地方に訪れたヨーロッパの船乗り達がオオウミガラスにつけた名前でした。更にその呼び名が後の時代に発見された、オオウミガラス達と姿がそっくりな現在のペンギンたちにも用いられたといわれています。
animals.web.infoseek.co.jp/extinction/greatauk1.html

◆ ジャイアントパンダの出現で、主役を奪われたレッサーパンダみたいなハナシ。【→ MEMORANDUM : レッサーパンダ

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