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◆ 気象庁のコトバ。 ◇ 気象庁は14日、関東甲信で梅雨明けしたとみられると発表した。平年より6日、昨年より5日早かった。 ◇ 「入梅(にゅうばい)が明けたね」 ◇ 降リ初メテ、凡ソ三十日間ニシテ、雷鳴アリテ絶ユ ◇ 「オープニング・ツユ!」 ◆ 東京も梅雨が明けた。毎年(というかここ数年)、「梅雨明けしたとみられる」という気象庁独自の言い回しを使ったニュースを聞きいたあと、車椅子のKさんの「入梅が明ける」という(ワタシにはいまだになじめない)表現を耳にし(「入梅」)、さらには、『言海』の「梅雨」の語義解説のなかの「雷鳴アリテ絶ユ」という爽快な一節を思い出して(「『言海』」)、ほんとうに梅雨が明けたんだなと実感する。 ◆ 今年は、それにもうひとつのコトバがはさまることになった。トラックのラジオが梅雨明けを告げたあと、ドライバーのMくんはそのニュースにすかさず反応して、「オープニング・ツユ!」と叫んだのだった。Mくんはファンキーな若者だから、いつもこのような調子で、おどろくほどのことはなにもない。ただ、せっかく梅雨が明けたというのに、「オープニング・ツユ!」はないだろう、そう思ったのだった。とにかく「ツユ・イズ・オーヴァー!」。 |
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◇ 〔シネマトゥデイ映画ニュース〕 映画『欲望という名の電車』でアカデミー賞助演男優賞を受賞したベテラン俳優カール・マルデン氏が、ロサンゼルスの自宅で老衰のため亡くなった。97歳だった。 ◆ たまたまこのニュースを目にして驚いた。驚いたのはワタシだけではないだろう。マイケル・ジャクソン死亡のニュースにも驚いたが、これとはわけが違う。死んだことに驚いたのではない。彼がつい最近まで生きていたことに驚いたのだった。あたりまえだが、だれでも死ぬまでは生きている。そして、これもあたりまえだが、ただ生きているだけではニュースにならない。 ◇ 〔Telegraph〕 When Karl Malden died last week, at the age of 97, I was shocked – not least because I hadn’t known he was still alive. He was already middle-aged in Elia Kazan’s wonderful A Streetcar Named Desire (1951), where, at 39, he won an Oscar for his role as Blanche DuBois’s awkward, idealising suitor Mitch. His friend Marlon Brando, 12 years his junior, died a while ago, as had all the other leading figures in the film. ◆ 12歳年下のマーロン・ブランドが死んだのは、2004年7月1日。5年前の同じ日だった。 |