MEMORANDUM

◆ 三五医院。内科・小児科・呼吸器科・循環器科。どうして三五医院なのに産科・婦人科はないのだろう? などと思ってしまうのもおかしなハナシだが・・・。

◇ 全くの余談だが、競馬界では 「3-5(産後)の大穴」 伝説を信じて、ひたすら買い続けている、おめでたい、嘘のような人が大勢いる。
www.asahi-net.or.jp/~hi5y-isi/jigoku/jigoku_4/round3.htm

◇ さすがに今では産後(3-5)の大穴~とか叫ぶ奴はいなくなったが。
piza.2ch.net/gamble/kako/965/965826811.html

◇ お子さんが生まれたら、3-5の馬券を購入してください。3-5(産後)の大穴...なーんておやじギャグで失礼。
blog.goo.ne.jp/kraft001/cmt/a01da54ac76311912c251600f2600dd9

◇ 枠連3-5は 「産後(35)の大穴」 なんて言われるけど、逆に読めば 「ゴミ(53)のクソ馬券」。表裏一体の関係だ。
www.accnet.co.jp/sign/report/backnumber/su992ni1.html

◆ いやまあ不適切な内容で失礼いたしました。

◆ むずかしいこともわからないが、かんたんなこともわからない。《長崎市長選、長女号泣も市民世襲NO》 というニュースを読んだ。

◇ 現職の伊藤一長氏(享年61)が選挙運動中に射殺された長崎市長選で、伊藤氏の後継として立候補した娘婿の新聞記者、横尾誠氏(40)が、同じく補充立候補した元市課長、田上富久氏(50)に敗れた。「悔しさを表すには私が出るしかなかった」 と述べたが、世襲への批判は予想以上に強かった。妻で伊藤氏の長女優子さん(36)は 「長崎市民に、父はその程度の存在だったのか。父が浮かばれない」 と叫び、ショックのあまり倒れ込んだ。 〔中略〕 4選を目指していた伊藤氏は、圧勝が予想されていた。それだけに、落選の報に支援者も、放心状態。「殺された上に負けるなんて。むごすぎる」。男性支援者は涙ながらにつぶやいた。
www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070423-188532.html

◆ 殺された上に負けるなんて。もちろん殺された人物が選挙に負けたのではない。選挙に落選したのはまた別の人物である。それを同一視させるような風土があるところにはあるのかもしれないが、長崎市においては今回、それが絶対多数ではなかった。

◆ 被害者感情というコトバがある。被害者の感情という意味だろうと思う。これはむずかしくない。だが、《【主張】 少年法改正案 犯罪低年齢化でやむなし》 とする社説(産経新聞)を読むと、とたんにわからなくなる。

◇ 平成9年の神戸の連続児童殺傷事件を契機に、まず少年法が改正され、刑事罰の対象が、16歳以上から14歳以上に引き下げられた。次に16年の佐世保市での小6女児同級生殺害事件など14歳未満の少年の凶悪犯罪が相次ぎ、今回の法改正の動きにつながった。 〔中略〕 また、時代の流れでもある被害者感情に配慮したことも、改正案可決に結びついた。18日の衆院法務委員会で、改正案を野党の猛反対を押し切って与党だけで可決したことについて、安倍晋三首相は 「被害者の気持ちも踏まえれば、やむを得ない」 との感想を述べた。その通りであろう。
www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070420/shc070420001.htm

◆ ここでの被害者感情とはなんだろう? 殺人事件の被害者の感情という意味だろうか? 殺されたものの気持ちをどのようにして斟酌し 「踏まえる」 ことができるのか? それがわからない。それともこの被害者というのは殺された本人ではなく、その遺族のことなのだろうか? 遺族も被害者といえば被害者だが、自らを殺されたという被害と身内のものを殺されたという被害では、その被害というコトバの意味がまったく異なっているだろう。

◇ 「被害者感情を考えれば死刑存置もやむをえない」 という意見をよく聞きます。また、私たちに「被害者の人権をどう考えているのか」 と詰問してくる人も、ときどきいます。
homepage2.nifty.com/sobanokai/soba0407.html

◆ 「被害者の人権」 というコトバもよくわからないが、殺人事件にかんして言われる 「被害者感情」 というのは、おおむね遺族の心情のことであるようだ。

◇ 死刑存置論者が最後にぶちあたる難問は誤判の問題だと言われ、廃止論者の最後の壁は被害者感情だと言われ続けている。殺人者を死刑にしなくては、遺族の気持ちは収まらないというのである。
homepage1.nifty.com/no-name/zatsubun/ron004.htm

◆ 殺された本人の気持ちと遺族の気持ちとは同じではない。同じかもしれないが、それを知る術はない。さらに、生きている遺族の気持ちでさえも、容易にはわからないはずなのだ。

◇  さらに、被害者感情といっても、それ自体マスコミ等により作られることも無視できない。
 娘を殺害されたある遺族はリポーターの 「犯人を憎んでいるか」 という質問に、「憎んでも仕方がない。今は故人の冥福を祈るだけだ」 と応えたところ、執拗になぜ憎まないのかと食い下がられ、その後 「被害者は実の娘ではなかった」 などと報道されたという。マスコミにとっては、報復感情を露わにする遺族こそが 「理想」 であり、犯人を赦し、理解しようという遺族は許し難いものと映るのだろうか?
 また、広く社会一般についてみても、外国籍の被告人による強姦殺人事件の父親が 「犯人が生まれ変わることが娘への供養。将来出所したら自分の工場へ迎えてもよい」 と述べたり、同じく遺族となった弁護士が 「被告人が望むなら、自分が弁護してもよい」 と述べた事件では、あろうことか遺族への非難、中傷が集中したという。

Ibid.

◆ 他人の気持ちは、そうかんたんにはわからない。

◇ 死刑制度は必要です。あなたのような、かっこつけているような意見を見ると、むかつきますね。自分の妻子が残酷な方法で殺された人の気持にも少しは思いを至らせるべきだと思います。
blog.livedoor.jp/gegenga/archives/50494016.html#comments

◆ いくら思いを至らせても、わからないものはわからない。それにしても、殺された本人の気持ちはいったいどこへ行ってしまうのだろう。「おいおい、殺されたのはこのオレだろ? なんだい、オレの気持ちを聞きもしないで・・・」

◆ 「NIKKEIプラスワン」 に 《夫に言われて傷ついた一言》 というアンケート調査の結果が載っている。ところで、「NIKKEIプラスワン」 というのは、

◇ 「NIKKEIプラスワン」 は土曜の朝刊とともにお届けしている生活情報週間紙です。
www.nikkei.co.jp/p1/

◆ ということで、日経新聞のおまけらしいが、よくはしらない。週間紙というのは週刊紙の誤植のような気もするが、新聞社がそう書いているのだから、あるいは正しい表現かもしれない。それはともかく、このアンケート調査の1位は 「君も太ったね」 で、2位は(体調が悪いのに) 「ごはんはないの?」 で、3位は 「家にいるんだからヒマだろ」、だそうだ。それもともかく、面白いと思ったのは、9位の 「で、結論はなに?」。

◇ 男女の会話手法の違いが如実に出たのが 「うるさい」 (6位) 「しつこいな」 (7位) 「で、結論はなに?」 (9位)。〔東京学芸大学教授で精神科医の〕 田村 〔毅〕 さんによると、男性は報告や結論を求めて話すが、女性は過程に重点を置くので結論はなくてもよいことが多い。それを理解せずに夫が話を遮ると妻は不満を感じる。
www.nikkei.co.jp/p1/ranking/

◆ ワタシは独身なのでよくわからないが、夫もたいへんなようで、誰だって 「で、結論はなに?」 と言いたくなることがあるものらしい。以下、2chのスレッドから。

◇ 629 : とりあえず特に結論を求めない話を聞かせたいなら、風呂上がって、酒とツマミを十分に用意してからにしてくれ。それなら付き合う。お帰りも言わずに開口一番やられるなら誰だって 「で、結論は何?」 だ
news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1177323327/

◇ 673 : 疲れてる時に結論のない過程話を延々と聞かされるのは地獄だろ。それも半分怒りながらしゃべられるとたまらん。誰だって 「で、結論は何? おまえは何を言いたいんだ?」 と言いたくなる。
Ibid.

◇ 749 : 1時間で話が3周すれば誰だって 「で、結論は?」 と言いたくなる。
Ibid.

◆ 考えてみれば、ワタシもここであれこれどうでもいいようなことばかり書き連ねているわけで、ほとんどの場合にこれといった結論はない。なんとかオチをつけようとすることもあるが、たいていはうまくいかない。「で、結論はなに?」 と問われれば、「そんなものはない」 と答えるしかない。まあ、これは会話ではないから、事情はだいぶ違うけれども。で、結論はなに?

  吸気音

◇ 普通、言語というのは、呼気音を使って音を出します。それが自然だし、その方が楽だから。まれに吸気音を使う言語もあるらしいですが、少なくとも、標準的な日本語や英語にはありません。
www.style-21.jp/adiary/diary1.cgi?id=Jamin&action=view&year=2005&month=9&day=25

◇ 謝るときに吸気音 [s:] を使えばよいという指摘はおもしろい。『言語学大辞典6 術語編』 の 「吸気音」 にも記述( 「日本人はあらたまった席で話をするような場合に……」 )があります。ほかでも読んだかもしれませんが忘れてしまいました。一方、元アナウンサーの鈴木健二氏が、この 「スー」 は下品だからやめるべきだ、とテレビで言うか著書に書くかしていたという記憶があります。日本語教師が 「スー」 を口癖にしていたため、留学生がみなこの 「スー」 を使うようになってしまった、という話もどこかで読みました。
kotobakai.seesaa.net/article/8260733.html

◇ うちの兄貴は良くため息をつくときに 「ちぇしぃーーーっ。はぁー」 と、ため息の前にtut音と、寒さに震えるときに日本人がやる 「しぃー」 という吸気音を作る。あれはあれで、弁別的な、しかも非常に意味をもった音の単位。
d-code.org/tos/200109.html

◇ 外国から日本に来た多くの人が気づくことなのですが、日本の若い女の人が話しているときに、ちょっと驚いたりすると、「(ひっ)」 と息を吸ってかすかな声を出すんです。この 「(ひっ)」 は、日本語の単語には含まれていないでしょう? しかし多くの人が同じパターンの声を出すんですね。辞書を見てもそんな単語は載っていないし、まず日本語に息を吸い込む音があるとはみんな夢にも思わない。
西江雅之『「ことば」の課外授業』(洋泉社新書y、p.135)

◆ いつか機会があったら、日本の若い女の人ととりとめのないおしゃべりをして、「(ひっ)」 という声を確認してみたいと思っているのだが・・・。

◆ おともだちの 《おタネさん》 がこんなニュースを紹介していた。

◇ 「遠心力で身長が伸びる。1センチ当たり105万円」。そんな説明を信じて身長を3センチ伸ばす施術を受けたのに効果がなかったなどとして、愛知県内の20代の女性が13日までに、整体施設を営むコジマ身長伸ばしセンター(旧ケイピーシー、本社・東京)を相手取り、施術料の返還など345万円の支払いを求める訴訟を名古屋地裁に起こした。
news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2007041300023.html

◆ おタネさんのコメント。

◇ 身長だいたい170センチという男性は168cmくらい、というのはホントだと思う。ワタシは155だけど、何故かついつい156と詐称している、我ながらケチな見栄張りだと思う。
blog.goo.ne.jp/otane-2/e/92c388888ac2ba22f317f79fb3233377

◆ そういえば、「小さな大打者」 と称えられたヤクルトの若松勉も、入団当初は公称170センチであったらしい。

◇ 最後には、「お前、(身長)いくつあるんだ?」と歩み寄った若松監督と石川投手が背比べするシーンも。公称169センチの石川投手ですが、「1センチサバ読んでるだろ?」の突っ込みに絶句? 「俺は入団当時、(公称)170センチだったんだよ。それを1センチ下げ、また1センチ下げして・・・」と若松監督の“経験談”も飛び出す笑顔の絶えない打撃特訓でした。
www.yakult-swallows.co.jp/red_mpl/topicsView2.cgi?TYPE=N&SEQ=1466

◆ 「1センチ下げ、また1センチ下げして」 その結果、何センチ下げれば実身長に追いつくのか?

◇ 私はヤクルトファンなのですが、かつて偉大な選手がいました。若松勉 現ヤクルト監督です。168cmだそうですが、ほんとはもっと小さいと思います。
oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1451270

◇ 身長166.7センチと小柄ながら、天才的なミートのうまさと勝負強さで、ヒットを量産した典型的なアベレージヒッターであるが、通算220本塁打を放ってもいる。そのため、「小さな大打者」 との異名があるが、堅実な守備と肩にも定評があった。
www.webmie.or.jp/~m-yama/player/sportswakamatsu.htm

◆ そういえば、ワタシの身長も170センチ(実寸)なのだった。

◆ 若松はあちこちにある。たとえば北海道では、函館市若松町、小樽市若松、釧路市若松町、北見市若松、岩見沢市若松町、三笠市若松町、富良野市若松町、紋別郡遠軽町若松、厚岸郡厚岸町若松、中川郡美深町若松町、久遠郡せたな町北檜山区若松。北海道のこれらの若松という地名の由来はしらない。しらないが、そこに松が生えていたからというわけではなさそうだ。北海道でマツと名のつく樹木といえば、カラマツ、エゾマツ、トドマツといったところ。内地のアカマツやクロマツとはだいぶ感じがちがう。

◇ 北海道で松といえば、まずエゾマツがあげられますが、本州ではアカマツやクロマツなどが一般的です。しかし、どちらも北海道にはもともと自生していないことから道内にあるアカマツやクロマツは、すべて後になって植栽されたものといわれています。
www.funkawan.net/ishi.html

◆ 松は松竹梅の松でめでたい。縁起がいい。けれど、エゾマツでも縁起がいいのかどうか? そんなハナシは聞いたことがない。若松と聞いて、カラマツの小松をイメージするひともいないだろう。縁起のよさそうなコトバを土地の名前にすることは、子の命名と同じでありふれている。こういうのを瑞祥地名という。北海道でアイヌ語の地名を採用しないとすれば、こうした瑞祥地名が多くなるのもしかたがない。

◆ 北海道で若松といえば、地名の若松よりも人名の若松が思い浮かぶ。若松勉。ヤクルトの若松。《ウィキペディア》 によれば、

◇ 若松勉(わかまつ つとむ、1947年4月17日 - )は、北海道留萌市(当時:留萌郡留萌町)出身のプロ野球選手・プロ野球監督、野球解説者。右投げ左打ち。現役時代はヤクルトアトムズ・スワローズで19年の長きに渡り活躍し、引退後はヤクルトでコーチ・監督を務めた。〔中略〕 名球会会員。1978年に留萌市民栄誉賞、1981年に道民栄誉賞を受賞。
ja.wikipedia.org/wiki/若松勉

◆ 2006年4月18日、札幌の円山公園を散歩。カラマツのまつぼっくりを拾った。真上からのぞくと薔薇の花弁のようで美しい。持ち帰って、いまも目の前のコタツの上に転がっている。

  若松

◆ 写真は若松ハイツ。ハイツがハイシにも読めるというハナシではなくて、会津の若松から帰った翌日に、べつの若松にいた。東京都府中市若松町。こんなところにも若松があったんだなというハナシ。

◆ 会津若松市がたんに若松市ではないのは、九州にも若松市があったからで、

◇ 1955年1月1日、北会津郡湊村、一箕村、高野村、神指村、門田村、大戸村、東山村を編入し、これを機に都市名を若松市から現在の会津若松市に変更した。都市名の変更は、福岡県若松市(1914年市制施行。現・北九州市若松区)と混同を避けることなどを目的として行われたもので、先に市制を敷いた都市の方が改名を行った唯一の事例である。
ja.wikipedia.org/wiki/会津若松市

◆ 会津若松は以前は黒川といった。1590年(天正18年)、戦国武将の蒲生氏郷が豊臣秀吉の命により伊勢の松阪から引っ越してきて、黒川を若松と改名した。

◇ 氏郷は、城下の名も変えた。「若松」 とした。故郷の近江蒲生郡日野の “若松の森” という地名を移したというが、松坂の命名と同様、氏郷は松が好きだったのだろう。
司馬遼太郎 『街道をゆく 33』 (朝日文庫)

◆ 府中市若松の由来はしらない。すくなくとも蒲生氏郷とは関係がない(と思う)。