◇ 〔松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇〕 父が叫んだ、「電気のヒューズがとんだぞ」。ぼくは飛行士のヒューズさんがどこかへ飛んでいったのかと思ったものだ。 ◆ このヒューズさんはどこへ飛んでいったのだろう? なんとなく宇宙のような気がした。ヒューズという宇宙飛行士はいなかったっけ? 調べてみたけど、見つからない。いたと思ったんだけどな、宇宙飛行士のヒューズさん。しばらくして、ヒューズさんを宇宙飛行士だと思い込んだわけを見つけた、と思った。 ◇ 〔mainichi-msn(2007/07/12)〕 「こちらヒューストン」「すべて順調」など、人類で初めて月面着陸に成功した米アポロ11号の実況中継の名調子で知られた同時通訳者、西山千(にしやま・せん)さんが2日、老衰のため死去した。95歳。 ◆ ああ、「ヒューストンさん」だったか。アポロ11号が月に着陸したのは、1969年7月。多くの日本人が白黒テレビの前にくぎづけになった(のだろう)。 ◇ 〔JIROの独断的日記ココログ版〕 NHKに「あの、英語を日本語にする機械は何というのか教えてくれ」と、問い合わせが相次いだ。 ◇ 〔戻っておいで 私の時間〕 3人の宇宙飛行士を乗せたアポロ11号が、初めて月に着陸したのは、アメリカ時間7月20日夕刻。日本では早朝だったので、リアルタイムは夢の中でしたが、アームストロング船長が降り立つ瞬間は見ました。交信時の「ピー」という音が耳に残っています。その音は ゲバゲバ90分 に使われていたので、覚えている方も多いことでしょう。 ◇ 〔富樫鉄火の吹奏楽曲でたどる世界史 第52回〕 西山さんが同時通訳したアームストロング船長の月面第一声は「この一歩は小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」というものだった。西山さんは、この名文句を日本語に翻訳したことでも一躍有名になった。 ◇ 〔K's Memo-Random〕 40年前は本当にリアルタイムで映像を見ていましたが、交信時のあのピー音(Beep)が今でも耳に残っています。アマチュア無線でも、しばらくはスタンバイピーとしてはやっていました。 ◆ ワタシはというと、当時5歳だったが、あまり記憶がない。家にテレビはあったのかなあ? 翌70年の大阪万博には行ったが、月の石は見なかった。さて、なんのハナシをしているのだったか。どうもアタマのヒューズが飛んで、月まで行ってしまったらしい。無事に帰って来られるだろうか。 ◇ アポロ こちら、アポロ獣一……どうぞ。 ◆ この「十二単衣の君」を演じていたのが野田秀樹だった。 |
このページの URL : | |
Trackback URL : |
野獣降臨! 新潮文庫、持ってます。
野獣降臨の舞台を見たのは高校生のときでした。夢の遊民社初体験。もう20年以上前ですね。
霧さん、
舞台を見ていないひとには、台詞を引き写しても、よくわからいコトバだろうなと思いつつ、ついつい載せてしまいました。当時はかなりの衝撃を受けました。最近はよく知らないけれど、野田秀樹は役者としても天才的ですね。