MEMORANDUM

  柿取り

◆ 旧制浪速高等学校に、こんなスラングがあったらしい。

◇ ディクテーションとは英語の「書き取り」だ。浪高のすぐ北に位置する箕面市には、柿の木がたくさんあった。秋が深まると真っ赤な実をつける。それを盗みにいくことを浪高では「ディクテーションに出かける」といった。
週刊朝日編『青春風土記 旧制高校物語3』(朝日新聞社,p.119)

◆ 「書き取り」と「柿取り」、いや「柿盗り」か。柿取りといえば、5年前、仕事の合間に世田谷の岡本あたりをふらふらと散歩していたら、区立の民家園というのがあって、無料なので入ってみると、竹の「柿取り棒」を使って柿を取っている人がいた。しばらく見学していると、「やってみるか」というので、やらせてもらって、自分で取った枝付きの柿を三つお土産にもらって帰った。そんなことを思い出した。

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