◆ こんなニュース。
◇ 〔山形新聞〕 東根市若木に2011年4月開校する新設小学校「さくらんぼ小」と同名のアダルトサイトがあり、校名の再考を求めるメールが市に相次いでいる問題を受け、市は9日、校名を変更する考えを明らかにした。
yamagata-np.jp/news/201009/09/kj_2010090900546.php
◆ うん? さくらんぼ小学校? 東根市ってどこ?
◇ 〔毎日新聞(2010年2月27日)〕 サクランボの生産量日本一を誇る山形県東根(ひがしね)市は、11年4月に開校する新しい小学校の校名を「さくらんぼ小学校」と決めた。同市はブランドの「佐藤錦」発祥の地でもあり「全国に送られるサクランボのように大きく羽ばたいて」などの思いを込めた。文部科学省教育制度改革室も「校名に特産品の名前を付けた例は聞いたことがない」という。
山形市の約20キロ北にある東根市の人口は約4万7000人。宅地開発などで20年前より約4000人増えており、小学校を新設することになった。校名を市民から募集したところ「さくらんぼ」が783件中132件でトップ。「サクランボのように太陽の光をたくさん浴びて」「実が2個連なるように仲良く育って」などの理由が多かったという。
農林水産省の調査で、同市のサクランボ生産量は3910トン(06年)と、2位の同県天童市の2980トンに大差をつけている。市教委の校名審査では「温暖化などで日本一の座を失うかも」と懸念する声もあったが「仮にそうなっても日本一だったと後世に伝えられる意義もある」として決めた。
東根市は99年に新設されたJRの駅名を「さくらんぼ東根」とし、原付きバイクのナンバープレートにサクランボのイラストを入れるなどPRしている。
11年4月には約510人の「さくらんぼ小学校生」が誕生する予定。長女(5)が入学する主婦(37)は「かわいらしい名前で、親しみが持てていいと思う」と話している。
mainichi.jp/select/wadai/news/20100228k0000m040020000c.html
◆ 調べてみると、たしかに、山形新幹線「さくらんぼ東根」駅が「さくらんぼ駅前1丁目」にあったりもして、ちょっとびっくり。いささかやりすぎなような気もするが、住民でもないので、余計なことは言わないほうがいい。
◆ 文部科学省教育制度改革室によると、「校名に特産品の名前を付けた例は聞いたことがない」ということだが、北海道の岩見沢市には、メープル小学校というのがある。メープルが岩見沢の「特産品」かというと、ちょっと疑問だが、
◇ 〔北海道人〕 メープルとは英語でカエデのこと。岩見沢市には、市内東部の丘陵地帯などにイタヤカエデが自生し、緑あふれる景観の中に、木のぬくもりを生かして建てられた『メープル小学校』という名の小学校や、『メープルロッジ』という名の公共温泉宿泊施設がある。
www.hokkaido-jin.jp/issue/sp/200607_2/sp_04.html
◆ 「メープル小学校」というアダルトサイトはなかったようで、なにより。