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  仁丹の町名看板

◆ こんなニュース。

〔京都新聞(2010年08月11日)〕 京都市内のまちかどに残る仁丹の町名表示板を、医薬品製造販売の森下仁丹(大阪市)が戦後初となる増設に乗り出す。明治時代のレトロな味わいがある縦長のほうろうに外交官の商標のデザインは踏襲し、京都市内の設置希望者の家に来年2月に25枚前後を設置する。黒字明朝体の町名表示の書き手も募集する。数年かけて増やす計画だ。
www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20100811000066

〔朝日新聞(2010年8月20日)〕 町名の下に、ひげの紳士と「仁丹」の2文字。森下仁丹(大阪市)のほうろう製広告看板が約800枚残る京都市内で、同社が新たに25枚を設置する。
www.asahi.com/national/update/0819/OSK201008190104.html

◆ この仁丹の町名看板には、どうでもいいが、ひげの紳士が「町名の下に」いるタイプのものと「町名の上に」いるタイプのものの2種類がある。下の画像、左は下京区のもの、右は上京区のもの。下京区だから町名の下、上京区だから町名の上、なんてことはないとは思うけど。

〔京都新聞:取材ノートから(社会部・樺山聡)(2010年5月26日掲載)〕 仁丹の町名表示板は美しい。京都の道ばたで長い歳月の波にもまれながら生き残り、今も路地での右往左往を見守る。縦長ほうろう板に明朝の字体。外交官を模した紳士の絵。確実に減ったが、時代に逆らうかのような孤独な立ち姿は老いを迎えた街にも重なる。
www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/syuzainote/2010/100526.html

◆ たしかに「仁丹の町名表示板は美しい」。ただ、これまたどうでもいいが、この字体を「明朝」とは言わないだろう。明朝体は活字の字体。仁丹の看板の町名はどうみても楷書の手書き。

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