MEMORANDUM

  店員の推論

◆ ちょっと前に、ブックオフで、司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズの文庫本を10冊買ったときのこと。そのうちの9冊は100円の特価本だったが、のこりの1冊は定価の半額に近い250円だった。まとめて10冊をレジに出すと、ごく自然にすべて100円になった。店員が250円の値札を見落としたわけではない。店員はすべての値札をきちんと確かめたうえで、250円の値札が貼られた1冊を示し、

◇ 「これは、100円のシールがはがれてしまったみたいですね」

◆ とていねいに言った。ワタシはなにも言わなかった。それで、すべてが100円になった。

関連記事:

このページの URL : 
Trackback URL : 

POST A COMMENT




ログイン情報を記憶しますか?

(スタイル用のHTMLタグが使えます)