MEMORANDUM

  青函連絡船

◆ 正月休みに、実家の元自室で、「国鉄監修スタンプノート」なるものを見つけた。パラパラめくると、幼い字で旅行の感想なども書いてある。青函連絡船の羊蹄丸と摩周丸のスタンプも押してある。日付は昭和52年の8月12日と8月15日。はじめての北海道旅行は往復とも青函連絡船だったのだなあとシミジミ。

◇ 「連絡船の最終航海の話は聞いているべ、三月十三日だ。もしそちらの仕事の都合がつくなら、羊蹄丸の最後を一緒に見取ってくれねぇかい」
辻仁成 『海峡の光』(新潮文庫,p.117)

◆ 1988(昭和63)年3月13日、青函トンネルの開通にともない、青函連絡船廃止。なお、同年の6月3日から9月18日まで、青函博の開催中に復活運航。

◆ 摩周丸は、現在、函館で「青函連絡船記念館摩周丸」として保存展示されている。羊蹄丸はどうなったかと思って調べてみると、なんとずっと前から東京に来ていた。お台場の船の科学館で「フローティングパビリオン羊蹄丸」という博物館船になっているとか。知らなかった。さっそく見にいかなきゃ。

〔追記:2010/01/24 10:17〕◆ あと、青森の旧連絡船桟橋には、八甲田丸が「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」として、保存展示されている。船室内の座席や桟敷席、寝台室なども一部そのまま残されているそうで、保存された青函連絡船のなかで、いちばん現役当時の状態を保っているのが、この船。おともだちの rororo さんのブログから画像を拝借。

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