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  チョコレートは焦げ茶色

〔共同〕 「東京の足」山手線が10月で命名100周年を迎えることを記念し、JR東日本は7日、昭和30年代まで走っていた当時の車両を模した焦げ茶色の電車1編成の走行を始めた。運行は12月4日まで。山手線は明治42年10月に当時の鉄道院が、品川-赤羽の品川線など3路線を合わせて命名した。環状運転が始まったのは、大正14年11月。今回復活した旧型電車の色は「ぶどう色2号」といい、昭和30年代まで使われていた。JR東日本の担当者は「タイムトラベル感覚で楽しんでほしい」と話している。
sankei.jp.msn.com/life/trend/090907/trd0909071702005-n1.htm

◆ この記事をどこかで読んで、しばらく山手線に乗る機会もなかったので忘れていたが、先日、ひさしぶりに乗った山手線が、たまたま、この「焦げ茶色」の電車だったので、このニュースのことを思い出した。乗車後しばらくして、こんな会話が聞こえてきた。会話は主は若い女性たちらしい。

◇ 「なんで、この電車、こんな色なの?」
「やっぱり、明治だからじゃない?」

◆ この会話を耳にして、ワタシは「明治だから」という意味がよくわからなかった。というか、明治を明治時代のことだと理解して、明治時代は山手線の車両の色が「焦げ茶色」だったということを、なぜ若い女性が知っているのか、ということが気になったのだが、あかの他人の若い女性に聞く勇気もないので、そのまま渋谷で電車を降りた。降りてから気がついた。乗っていた電車の色は、明治時代の車両の色でもあったのかもしれないが、それよりも、どうみても、「明治製菓」のチョコレート色だった。なんだ、そういうことだったのか。

〔マイコミジャーナル〕 JR東日本は7日、山手線にチョコレート色のラッピング車両を登場させた。1909年に「山手線」と名付けられてから100周年の記念企画で、当時の塗装を再現したとのこと。該当車両はE231系の11両1編成で、12月4日まで運行される。なお、同車両はチョコレート色にちなみ、チョコレートメーカーの明治製菓とタイアップしている。
journal.mycom.co.jp/news/2009/09/08/002/index.html

◆ こちらの記事を先に読んでおくべきだった。この電車に乗って「タイムトラベル」できるひとは、チョコレートを食べたくなるひとよりも少ないだろうと思う。

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