◇ 熱心な教師がいる。何事も疑問を持つところから学ぶことは始まる。一つでも二つでもよいから、毎日、なにか疑問を考えてくるように……。そんな宿題を出された。 ◆ じっさいのところ、イカとタコが結婚すると、生まれた子(イカタコ? タコイカ?)の足は何本になるのだろうか? いや、じっさいには、イカとタコはあんまり仲がよくなくて、結婚などしないのかもしれないが、むりやり結婚させるとすると、何本足の子どもが生まれるのだろうか? まんなかをとって、9本だろうか? それとも、どちらが父親かで違ってきて、8本ないしは10本になるのだろうか? 小学生でもないのに、そんなことを考えてみたのは、奇数の9本というのは、なんだかバランスが悪そうな気がしたからで。足が左右に生えているなら、右も左も同じ本数のほうが動きやすいだろう。けれど、イカとかタコの足はどのように生えているのだったっけ? 左右はあんまり関係ないんだったっけ? よくよく考えてみると、イカのこともタコのことも、なんにも知らずにただ食べていただけなのだった。今度、函館に行く予定だから、じっくり観察してみることにしよう。夏休みのいい宿題だ。函館にはバターコーヒーを出す喫茶店もあるそうだ。 |
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