◆ 道路標識で思い出した。「鹿」の標識。左は北海道の「鹿」。右は奈良公園の「鹿」。「鹿飛出し! 走行注意」と「鹿の飛び出し 注意」。表記が微妙に違う。いや、それよりも、北海道と奈良ではシカの種類が違うのではと思ったが、エゾシカ(Cervus nippon yesoensis)とホンシュウジカ(Cervus nippon centralis)は、体の大きさをのぞけば、たいした差はないらしく、どちらもニホンジカ(Cervus nippon)の亜種扱い。ヒグマとツキノワグマほどの違いはない。
◇ 日本国内に棲息するニホンジカはエゾシカ、ホンシュウジカ、キュウシュウジカ、マゲシカ、ヤクシカ、ケラマジカ、ツシマジカの7つの地域亜種に分類され、北の方のものほど体が大きい(ベルクマンの法則参照)。南西諸島の3亜種は特に小型であり、オスの体重で比較するとエゾジカの140kgに対してマゲジカとヤクシカで40kg、ケラマジカでは30kgである。
ja.wikipedia.org/wiki/ニホンジカ
◆ エゾシカにはこんな記述も。
◇ アイヌはシカ(エゾシカ)はイヨマンテなどの儀礼に使用せず、アイヌ文化においてはシカの神(カムイ)が存在しないと言われている。シカは単なる食料の対象であったと見られている。
ja.wikipedia.org/wiki/エゾシカ