MEMORANDUM

  できたてのテントウムシ

◆ となりに抜け殻があるから、コイツがさなぎから抜け出てきたんだろう、と思っただけで、羽化の瞬間を見ていたわけではないのだけれど。正面からカメラのレンズを間近に寄せても動かないので(左)、これさいわいと写真を撮り続けていたら、さすがにうっとうしくなったのか、一歩、また一歩、前進し始めた(右)。それで、ああ、はじめの一歩だなあ、とちょっと感動したのだったが、よく考えると、コイツは幼虫からさなぎを経て成虫になったわけで、いま生まれたわけではない。幼虫のころも、さんざん歩き回っていたのだろうから、はじめの一歩というわけにはいかないだろう。そもそも、さなぎという状態が人間には理解しがたいもので、さなぎから出てくるものを見れば、どうしたって「誕生」といった内容のことを思ってしまうのではないだろうか? それで、この写真のタイトルも「生まれたてのテントウムシ」にしようかと思ったりもしたのだが、やっぱり、いま生まれたわけではないしなあ、とまあ、あれこれ思案していたら、こんなコトバに出会った。

◇ できたてのテントウムシ。テントウムシの羽化は初めて見ましたが、感動的でした。また、テントウムシを見て「美しい」と思ったのも初めてでした。
blog.goo.ne.jp/hotarimo/e/944f52b367e1d0fd5d76bbdd8a190ddf

◆ できたてのテントウムシ! こりゃいいな、と思って、この表現を拝借した次第。

関連記事:

このページの URL : 
Trackback URL : 

POST A COMMENT




ログイン情報を記憶しますか?

(スタイル用のHTMLタグが使えます)