MEMORANDUM

  さなぎ

◆ テントウムシ(ナミテントウ)の幼虫(左)、蛹(中)、成虫(右)。

◆ 完全変態をする昆虫は「卵→(孵化)→幼虫→(蛹化)→蛹→(羽化)→成虫」という過程を経て成長するわけだけれども、特にさなぎ(蛹)。やっぱり人間にとって、さなぎの段階というのはまったく不思議なものだ。

さなぎ 【蛹】 完全変態をする昆虫が幼虫期と成虫期との間に経過する特殊な発育段階。幼虫器官の退化と成虫器官の形成が起こる。はね・胸脚などを備えるがほとんど機能しない。普通は移動せず、食物もとらない。蛹虫(ようちゆう)
三省堂 「大辞林」

◆ 「普通は移動せず、食物もとらない」とあるのは、なかには移動するものもいるからで、

◇ ほとんどの蛹は運動性がなく、じっとしているか、刺激を受けるとひくつくような動きを見せるだけだが、激しく運動するものもある。ヘビトンボの蛹は多少は歩いて噛み付いたりする。トビケラ類の蛹は水中にあり、羽化時には蛹が足を動かして水面に泳ぎ上がり、そこで羽化する。また、カやユスリカの蛹も泳ぐことができる。カの蛹はその姿からオニボウフラと呼ばれる。ツリアブなどの蛹は、穴を掘って体の上半身を空中に出して羽化する。
ja.wikipedia.org/wiki/蛹

◆ なるほど。ちょっと、びっくり。蛹のなかでは「幼虫器官の退化と成虫器官の形成が起こ」っているらしいけれども、もちろん目にしたことはない。

◇ 蛹は成虫の大まかな外部形態だけが達成された鋳型であって、その内部は一部神経、呼吸器系以外はドロドロに溶解し、幼虫の体から成虫の体への造り変えが進行している。〔中略〕 蛹を解剖すると、中身はペースト状の液体しかない。
Ibid.

◆ 「ドロドロに溶解」「ペースト状の液体」。なるほど。かなり、びっくり。もし機会があっても、さなぎの解剖はしたくない感じ。

〔ほぼ日刊イトイ新聞:虫博士たち。〕 ところで同僚と虫の話をしていたら、「虫は宇宙人に違いない」ということになりました。やつら、幼虫から成虫になるとき、サナギの皮(?)一枚残して、中で「自らの肉体を一度とかして作り直す」っちゅうんです。
www.1101.com/dr_insect/2005-11-06.html

◆ 宇宙人かあ! 不思議すぎますね。

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