◆ この写真ではよくわからないだろうから、説明をくわえると、天袋にネコが隠れているのである。この天袋のふすまがまるで廃屋のようなありさまであるのは、コイツのせいなのかどうか? とにかく、このぼろぼろになった天袋のすきまからネコが顔を出しているのである。引越なんてネコにはあずかり知らぬことで、むさくるしい男たちがずかずかと上がりこんできたのだから、不安になるのもいたしかたないだろう。というような状況の写真。ストロボまで光らせて、いや申し訳なかった。 ◆ 天袋をお気に入りの場所としているネコは多そうで、《Google 画像検索》で「天袋」を検索すると、1ページ目に表示される20の画像のうち、なんと7匹もネコがいる! ◆ 天袋のなかのネコでは、山寺の和尚さんもさすがに蹴鞠の代わりにするわけにはいかないだろう。 ♪ 山寺の和尚さんは 毬は蹴りたし毬はなし ◆ 久保田宵二による歌詞では、ネコを押し込んだ紙袋(カン袋)を「蹴る」ことになっているが、これを「つく」と覚えているひとも多い。 ◇ 童謡で「山寺の和尚さんはマリはつきたしマリはなし」とある山寺とは山形県にある立石寺のことでしょうか? ◇ 大学生になるまで、あの手まり歌の「やま寺の和尚さんが、・・・・」を「あま寺の和尚さんが、・・・」だと信じていました。大学の研究室で「鞠つきするんだから、絶対尼さんだよ。」とがんばったら、翌日教授が、お嬢さんの童謡の本を持ってらっしゃいました。さすが、検証と実証をモットーとする心理学者です。「鞠はつきたし」じゃなくて、「鞠は蹴りたし」だったのねぇ・・・・。 ◆ 尼寺と立石寺というおまけまでついてきてハナシがややこしい。「つきたし」か「蹴りたし」にかんしては、どちらが正解というわけでもないような気もするが、これはもっと調べてみなければわからない。 ◇ 猫を紙袋に入れて、ちょいとつけばニャンと鳴かせる、山寺の和尚さんも、鼠には困った。 |
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