MEMORANDUM

  妖怪人間

◆ 子どものころに見たテレビで「妖怪人間ベム」は「ウルトラQ」とならんで怖い番組だった。オープニングのナレーションは城達也。すばらしい。

◇ それは、いつ生まれたのか誰も知らない。暗い、音のない世界で一つの細胞が分かれて増えていき、三つの生き物が生まれた。彼らはもちろん人間ではない。また、動物でもない。だが、その醜い体の中には、正義の血が隠されているのだ。その生き物、それは、人間になれなかった妖怪人間である。

◆ 《発言小町》の「こどもの頃、なぜか怖かったテレビ番組」というトピから、妖怪人間を拾い出すと、

◇ 「闇に隠~れて生きる俺達妖怪人間なのさ♪」でしたっけ? このテーマソングと一緒に流れてたあの画面は、幼稚園か小学生だった私にはとても怖かった。

◇ 鍵っ子で、三人姉妹の末っ子だった私は、小学生の頃、夕方一人で、このアニメを見る度、もう怖くて、怖くて・・・ 映像の暗さ、音楽の暗さ、テーマの暗さ、べム、べラ、ベロ(?)の不気味さ、悲しさ、何とも言えないおどろおどろしさ・E・ トイレにも行けず、毎回、怖い物見たさで見ていて、やっぱり怖くて、震えて観てました。たぶん、人生の折り返しを過ぎた今、観ても、ちょっとチビっちゃうかも!

◇ やはり妖怪人間のオープニングの実験室みたいな所で液がたれて妖怪人間になる所です。顔を手で覆い指の隙間から見てました。

◇ 妖怪人間ベム。絶対見ないようにしていたのですが、ある日留守番中にうっかり、つけっぱなしになっていたテレビで始まってしまいました。恐ろしくてたまらず、隣の部屋で頭から布団を被り、息をとめ、手にティッシュをぐるぐる巻いて、目をつぶって一気にテレビに駆け寄り、消しました(直接テレビに触れるのさえ怖かった)。消した後、はあはあ息をはずませながら、(勝った・・・)と思った事を覚えています。

◇ 妖怪人間の歌の時のアニメーションが恐かったですね。あまり見ていないのですが、机の上の薬品がこぼれて、妖怪人間の形になっていくという感じだったような・・・。アニメ自体は嫌いじゃなかったので、歌のときは別のチャンネルにして、歌が終ったあたりで、チャンネルを戻して見ていた記憶があります。

◇ 「妖怪人間ベム」です。今思い出しても怖くて怖くて・・・ 音楽も内容も。
当時鍵っ子で暗くなりつつある部屋で、よせばいいのに一人で見ちゃったから。もうカーテン閉めに窓に寄ったら何かが映っていそうで身動き出来ませんでしたょ。

◇ 「妖怪人間ベム」。オープニング前に妖怪人間たちがどうやって誕生したのかを必ず紹介するのですが、液体から徐々に人の形になり、次の瞬間、「キシャー!」と一人ずつ画面に向かって振り向いちゃう妖怪たち。そのあと部屋の中を歩き回るのですが動きが生々しく、音楽が絶妙に合いまって、すっごくコワかった

◇ アニメですが妖怪人間ベムです。絵が恐かったのになぜか見ていました。特に最終回は、靴だけ残して消えたことろが、恐いというか、哀しかったです。

◇ 妖怪人間ベムのオープニング、歌が始まる直前の「それは、人間になれなかった妖怪人間である」というセリフと同時に机の下から3本指の手がぬっと現れてフラスコを握りつぶすというシーンだけが、毎回正視できないほど怖かったです。でも内容は、人間になりたくて人間と仲良くしたくて、人間のために命がけで闘うのに、いつも結局は化け物だからと石で追われる、という哀しいお話でしたね。

◆ そう、とっても哀しいお話なんだった。

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