◇ 何だか、ギリシャのしんでんみたいだね。って言っても、ギリシャのしんでんも写真でしか見たことないけどさ。 ![]() ![]() ◆ 上の写真の説明。左:旧武州銀行川越支店(昭和3年)、右: 旧六十八銀行奈良支店(大正15年)。 ◆ 《Yahoo!知恵袋》に、こんな質問。 ◇ 銀行の外観についてお聞きします。ギリシャの神殿風になっているようなところがありますが、理由があるんでしょうか? ◆ なるほど。たしかに、ちょっと旧い銀行建築はギリシャ神殿みたいな造りをしてるのが多い。だから、逆に、ギリシャ神殿みたいな、イオニア式だかドーリア(ドーリス)式だかコリント式だかの巨大な石柱が並んでいる建物を見ると、ああ銀行なんだなって思う。でも、なぜだろう? ◆ 昭和初期に、流行ったことはたしからしい。 ◇ 〔旧盛岡貯蓄銀行本店(昭和2年)にかんして〕 当時の銀行建築で見られたギリシャ風の要素を取り入れ、正面外壁には6本の丸柱があり神殿をモチーフにして銀行の持っている重厚で誠実な印象を引き立ています。 ◇ 〔旧第四銀行本店(昭和3年)にかんして〕 昭和3年鉄筋コンクリートに改築されました。ギリシャ建築を模した巨大な柱に象徴される典型的銀行建築でした。 ◇ 〔旧安田銀行小樽支店(昭和5年)にかんして〕 ギリシャの建築様式をもった昭和初期の典型的な銀行建築で重量感あふれる円柱がこの建物を特徴づけています。 ◆ で、ついさっき、トイレで文庫本を読んでいたら、たまたま、 ◇ 銀行制度すらギリシャ人の発明の才に帰されており、そのために古風な銀行建築は、イオニア式かドーリア式のギリシャふうの列柱をそなえている。 ◆ ホントかどうかはしらないけど、こういうのがいちばん腑に落ちる。というか、腑から落ちた。ああ、すっきりした! |
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