MEMORANDUM

  最後のひとひら

◆ 花びらが4枚しかないナガミヒナゲシでそもそも花占いをしようという気になるかはさておき、一般的なハナシとして、花占いをしていて、こんな風に残った最後の1枚をあなたならどうするだろうか? 答えがわかってしまったあと、それでもあなたはこの最後の花びらをむしり取るだろうか? それとも、そのままにしておくだろうか?

◆ 好ましい結果が出るとわかったときには、喜んでむしり取るひとも多いだろう。けれど、望んでいたのと反対の結果に終わるとわかってしまったとき、その最後のひとひらを取り去るには、かなりの勇気がいるのではないだろうか?

◆ 関係があるのかないのか、勝負事には、「最後のひとひら」を取らないという(暗黙の)ルールがあるものが多い。将棋は相手の王を取るゲームだが、王の駒を取るという行為は実際には見られることがないだろう。そのはるか以前に「負けました」と言って、ゲームは終了してしまう。

◆ 野球でも、後攻のチームがリードしている場合には、9回表でゲームは終了してしまう。もし、その裏の攻撃があれば、予想もつかない奇跡 ―― たとえば、? ―― が起こるかもしれないのに。

◆ 人生もゲームに似ているだろうか? 治療不可能な病にかかったとき、それでも奇跡が起こるかもしれないと・・・。自分で自分の人生にケリをつけるのはどんなに勇気がいることだろう。朝からヘンなことを考えてしまった。

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