♪ さぁ、次のページをめくろう。空白だらけの道を。 ◆ 次のページも、コブクロから始まる。「粉雪に濡れた未来」とは、どんな未来かを努力してイメージしてみた。その結果、地球温暖化というやっかいなテーマに行き当たった(それ以外のイメージは一切思い描くことができなかった)。地球温暖化が進行し、粉雪の降る地域の気温も上昇して、本来なら地上で融けはしないはずの粉雪が、もはや粉雪とは呼べないくらいにぶざまな姿に変わってしまい、哀しみの涙でアスファルトの路面を濡らす・・・。「粉雪に濡れた未来」、なかなかいい曲ができそうだ・・・。いや、タイトルは「粉雪も濡れる街角」にしたほうが・・・。レミオロメンの「粉雪」は『1リットルの涙』というテレビドラマの主題歌だったそうだが、それに倣って、「粉雪の涙」ってのも・・・。 ◆ と、バカなことを考えるのはこのへんでやめにして、粉雪の絵空事のイメージよりも、リアルで美しい(と思う)イメージを引用してみよう。そのほうが、精神衛生上、はるかによい(あなたにも、そうでありますように)。 ◇ 氷点下の空から舞い降りる、まるで羽毛の様な、純白の結晶。それは地表に降り積もり、空気をたっぷりと包み込んだ、厚い層となる。踏みしめるたび、音がする。― キュッ、キュッ、と。こんな粉雪を、『鳴き雪』と表現する人がいました。 ◇ また、雪は鳴く。カーンと冷えた日の雪は、踏みこむとギュ、キュッ、ミシッと音がする。まさに雪が鳴いている。そういう日は、身も気も引き締まる。鼻水も出る(笑) ◇ 雪国に暮らす人ならば当然知っていると思いますが。雪もこの鳴き砂のように、踏むとギュッとかキュッとかいう音を出します。つまり、雪も鳴くのである。 ◇ 雪も音を奏でます。「サクサク」というのは、氷点下でも、まだ温度が高い場合で、雪質も氷状の場合が多いようです。氷点下10℃位でしょうか?もっと低いかもしれません。粉雪を踏みしめると、まるで鳴き砂のように「キュッ、キュッ」と音がする場合があります。明日は、氷点下8℃の予報。鳴るか鳴らぬか確かめてみます。 ◇ 冷え込んだ朝はー15℃にはなります。ここまで冷え込むとブーツでゲレンデを歩くと「キュッ キュッ」といい音がします。これを「鳴き雪」と呼んでます。 ◇ 雪はねをしていない場所は、早くも30cm積もってブーツはすっぽり。踏みしめるとキュッと鳴ります。埋まった足を上げ歩みを進めると、ブーツについた雪はさらさらと足跡の前に落ちます。こんな雪では滑ることもありません。 ◇ それにしても、釧路の雪は重いです。中標津の雪は、パウダースノーで、歩くとキュッ、キュッと鳴きました。こちらの雪は、サクサク、ザクザク。玄関前を除雪しましたが、重たかったです。 ◇ 鳴き砂ならぬ鳴き雪現象が起きます。湿度が無く物凄く冷えた朝に降ったばかりの雪の上を歩くと「キュッ・キュッ」てね。 ◇ 粉雪の積もった道は、足を下ろす度にキュッと音がする。懐中電灯は持っていない。雪の鳴く音がやみのなかに溶け込んでいく。 ◇ ポケットにしっかりと手を突っ込み雪に閉ざされいつもよりひっそりと静まり返った通りをトボトボと歩きだす。道を埋め尽くす白い絨毯を踏みしめるたび、鳴き砂ならぬ鳴き雪が「キュッ、キュッ」と小気味よい音を立てる。傘はいらない。肩に降り積もる雪は手で払えばいい。 ◆ こうして、他人が書いた粉雪の「キュッ、キュッ」という音を聞くだけで、ワタシも胸もキュンとなる。 |
このページの URL : | |
Trackback URL : |