◆ 7月になった。ラニーニャ現象(La Niña)とかで、今年の夏は暑いらしい。さて、どうなることだろう? ◇ 夏じゅうは団扇(うちわ)を使うのと、汗を拭くのとで、両手がふさがっていたから、原稿が書けなかった。 ◆ と、なんともスゴイ文章を書くひとがいたものである。原稿が書けないとどうなるか? ◇ それで見る見る内に身辺が不如意になり、御用聞や集金人の顔がささくれ立って来た。 ◆ そりゃそうだろう。で、しかたなしに百鬼園先生は原稿を書いたかというと、これが書かない。ではどうしたか? ◇ 仕事をする時候ではないけれど、お金はいるので、錬金術を行う事にした。 ◆ 錬金術とはなんのことかというと、 ◇ 原稿料の前借りをしたり、印税の先払いをして貰ったりした。 ◆ それで、こと足りたのかというと、 ◇ しかしそうして心を千千(ちぢ)に砕いて見ても、矢っ張り足りない。 ◆ ふと、「アリとキリギリス」 の物語を思い出して、ちょっと考える。 ◇ 〔Wikipedia〕 夏の間、アリたちは冬の間の食料をためるために働き続け、キリギリスは歌を歌って遊び、働かない。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、アリたちに頼んで、食べ物を分けてもらおうとするが、「夏には歌ってたんだから、冬には踊ったらどうだ?」 と断られる。 ◆ ワタシにはなんの(錬金術師的)才能もないので、いまさらキリギリスに憧れたりはしない。働きアリでもいいけど、ただ夏と冬を取り換えてほしい。アリだって一年中働いていたわけではない。冬になったら、死にものぐるいで働くから、とりあえず夏はひと休みしたいなあ。とまあ、そんなことを暑い夏が来る前に思ってみたのでした。やれやれ。 ♪ 夏が来る きっと夏は来る 頑張ってるんだから絶対来る ◆ 来なくていいよ! |
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