◆ 犬の糞のつづき。 ◇ 犬の糞(くそ) きたないもの、軽蔑すべきもの、数多くあるものなどをいうたとえ。 ◆ ありふれた名字も犬の糞に例えられることがある。 ◇ 鈴木、佐藤、高橋、田中、木村、山田、渡辺など、どこにもころがっているので、そんな苗字は 「犬の糞」 とかいわれてるとか、私もその犬の糞です。悲しい。 ◇ 「鈴木・佐藤は犬の糞」 ってあったなあ。どこにでもいる名字って事。今、犬の糞も見なくなったけどね。 ◇ 日本では 「佐藤斉藤犬の糞」、中国では 「張三李四」 (=張家の三男、李家の四男)というね。 ◇ クラスで唯一の 「佐藤」 を名乗った覚えはあまり無い。「佐藤後藤犬のクソ」 といって、佐藤と後藤は何処に行っても転がっているのだそうだ。くそ。この言葉には地方によって 「佐藤山田」 だとか 「佐藤斉藤」 だとかのバリエーションがある様なのだが、何にしても佐藤は必ず入っている様である。すなわち佐藤は後藤より山田より斉藤より、より犬のクソに近いという訳か。くそ。 ◆ たしかに 「佐藤さんがいっぱい」 だったりすることもあるなあ。 ◇ 渡辺という姓はかなり日本国内でも(当たり前か)ポピュラーな姓で,特に新潟には多いとされているのでした。そんなわけで 「佐藤渡辺犬の糞」 などという格言(ちがう)もあったりするわけなのでした。 ◇ 〔臼杵の姓〕 ずいぶん前 「さとうごとうは、いんのくそ」 などと長老が語っていたが、佐藤姓はダントツ。 ◆ 臼杵市は大分県。佐藤が入っていないヴァージョンもある。 ◇ 〔長崎でよくみる名字〕 あと、松尾はどこにでもおるやろ 松尾、山口、犬の糞(いんのくそ)って言うやん ◇ 宮崎県に住んでいるのですが、県北、特に高千穂を含む西臼杵郡では、「甲斐・興梠犬の糞」 と言われるほど、この二つの姓を持つ方が多いです。 ◆ 興梠は 「こうろぎ(こうろき)」 と読む。興梠木の木がいつのまにか脱落したらしい。 ◇ とにかく北勢地域は伊藤、加藤が多く、「伊藤、加藤は犬のクソ」 なんていいます。(笑) どこでもころがっていると言う意味でしょうね。 ◆ 北勢地域は三重県。四日市市を含む。 ◇ 〔Wikipedia〕 白洲が理事を務めるゴルフクラブに、ある日秘書らしき若者から 「これから田中がプレイしますのでよろしく」 と挨拶があった。応対した彼が 「田中という名前は犬の糞ほどたくさんあるが、どこの田中だ」 と返したところ、「総理の田中です」 と返答があった。 ◆ 白洲は白洲次郎、田中は田中角栄。つぎは犬ではなくて馬の糞。 ◇ 私の名字でもある「佐藤」は日本全国で最も多い姓である。秋田県内においてもしかり。私の母が日頃から話している 「佐藤、高橋、馬の糞」 という言葉からも 「佐藤=日本一多い姓」 である、というのは般常識化しているのだろう。 ◇ 〔言葉の世界・伝言板〕 私の名字は 「佐藤」 です。「佐藤」 は全国でも多い名字ですが、これを言うのに、「佐藤、XXは馬のクソ」。昔は馬はそれくらい普通にいたんでしょう。(どこでこんな言葉覚えたんだか、記憶にない。辞典には載ってないし。) ◆ あら、こちらもやっぱり佐藤さんだ。 |
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