◆ むかしは写真というものが今よりもずっと大切なものだった。人生の大切な節目には、きちんとした身なりで写真館に出向いて、きちんとした写真を撮ったものだった。
◆ 写真の整理をしていて(といってもパソコンのなかにしかない)、結婚式の写真が2枚出てきた(といっても他人の写真)。1枚は、炭鉱町での結婚式。これは友人の本棚にあった写真集 『万字炭山1966-1989』 (清信朝男)の1ページから。もう1枚は、スリランカ人の友人の叔母さん夫婦の結婚式。キャンディという古くからの町に住む、その叔母さん夫婦のお宅に宿泊したときに、見せてもらったアルバムの1ページから。どちらも写真の写真、コピーのコピーだけれど、見ていて飽きない。