MEMORANDUM

  お釈迦

◆ ドラえもんはのび太にこう言った(《ことばの中のお釈迦様探し》)。

◇ のび太:「また0点だ。」
ドラえもん:「君の努力もお釈迦だったね・・・。」

www.shopro.co.jp/dora/tanken/index2-2.html

◆ 「お釈迦(になる)」 というコトバがある。その民間語源。

◇ 物が壊れたとき、ダメになった時に 「おしゃか」 「おしゃかになった」 と言いますが、これは昔 「仏様を作ってくれ」 と頼んだのに出来上がったものはお釈迦様だったため、「お釈迦じゃねーか」 と言ったのが語源だとか。
oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2034920

◆ ? これは意味不明。辞書を引くと、

◇ 〔もと鋳物職人の隠語で、地蔵を鋳るのに誤って釈迦を鋳たことからという〕出来損ないの品。役に立たない品。「―を出す」 「―にする」 「―になる」
三省堂 『大辞林 第二版』

◇ 作り損ねた製品。不良品。また、使いものにならなくなったもの。「―にする」 「傘が―になる」 ◆阿弥陀像を鋳るはずが、誤って釈迦像を鋳てしまったことから出た語とされ、鋳物・製鉄工場などで使われ始めたという。
小学館 『大辞泉』

◆ 地蔵? それとも阿弥陀?

◇ (地蔵や阿弥陀の像を鋳るのに誤って釈迦像を鋳てしまったことからいう) つくりそこなうこと。つくりそこなったもの。不良品。「―にする」 「―になる」
岩波 『広辞苑』

◆ 地蔵や阿弥陀? 『広辞苑』 はちょっとズルイ。阿弥陀だとしても、

◇ よく、物が壊れることを 「お釈迦になる」 って言いますが、あれの元ネタは、「阿弥陀像(後光付き)を作るつもりが、失敗して(後光が欠けて)釈迦像になっちゃった」 って意味ですから。
ufcpp.net/memo/2006/07.html

◆ ? これは意味不明。

◇ 平安末の末法時代に阿弥陀如来による、来迎と往生にあこがれ救われたいと、裕福者は阿弥陀如来の造立を思い立ち、仏師に依頼しました。仏師は指先で輪を作る阿弥陀印にしなければならないのに、指を広げた釈迦の定印に作ってしまったので、依頼主に像の引き取りも製作料も断られてしまいました。そこから、阿弥陀を頼んだのにお釈迦様にしてしまったと、目的を間違えて駄目になってしまったことを 「お釈迦になった」 と言うようになりましたとさ。
homepage2.nifty.com/katohjuk/bukkyou-main.htm

◆ これならありそうだ。また、まったく別の説もある。

◇ 余談ですが 「お釈迦になる」 という言葉がありますがこれには色んな説がありその一つに江戸時代、飾り細工の制作行程で半田付けをする場合こてを温める火の温度を調節しないと半田が金銀の材料にうまく溶着しないだけでなく貴重な材料まで駄目にしてしまうことがあります。その失敗の原因は 「火が強かった」 のでありますが江戸っ子は 「ひ」 が 「し」 と訛るので 「火が強かった」 が「しがつよかった」 「しがつようか」 「四月八日」 となりました。その 「四月八日」 は釈迦如来の誕生日であたりますのでそれになぞらえて物が不良品になることを 「お釈迦になる」 といわれるようになったらしいです。
www.eonet.ne.jp/~kotonara/syakanyoraino.htm

◇ 「おシャカにする」 とは、もともと鋳物師が失敗作を作ったときに使う職人言葉。鋳物が失敗するのは鉄を溶かす温度が高すぎた、つまり 「火が強かった」 時。江戸っ子は 「ヒ」 を 「シ」 と発音する事から、「シがつよかった」 となり、これが 「四月八日」 に転じた。四月八日はお釈迦様の誕生日で、ここから 「おしゃかになる」 と言う表現が生まれた。つまり江戸っ子のダジャレから生まれたようだ。

◆ なんともよくできたハナシである。少なくとも、お釈迦様の誕生日を覚えておくのに役に立つ。4月8日は 「花まつり」。

◇ 紀元前565年の4月8日、お釈迦様がご誕生されました。その時、竜王が天から甘露の雨を降らせ、その雨で梵天・帝釈天がお釈迦様を洗い、地面からは花の香がしたと説話にあります。花まつりはこれにならい、お堂を花で一杯に飾り花御堂として、その中に水盤に乗せた誕生仏を置き、竹の柄杓で甘茶を掛け祝います。
www.kusatsu-onsen.ne.jp/event/

◇ 「花まつり」 は第二次大戦後に広まった名前で、本来は灌仏会かんぶつえ仏生会(ぶっしょうえ)浴仏会(よくぶつえ)降誕会(こうたんえ)竜華会(りゅうげえ)などと言います。
www.tctv.ne.jp/members/tobifudo/newmon/gyoji/hanamaturi.html

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