◆ こどものころ、家の近くに新幹線が通っているのが自慢だった。駅もないのに。それから、王(貞治)選手と誕生日が同じなのも自慢だった。 ◇ 王監督の66歳の誕生日にナインは勝利をプレゼントできなかった。それどころか、先発の寺原を筆頭に投手陣が総崩れで今季最多の14失点。 ◆ 運転免許の更新のついでに、献血をした。採血が終わって休憩していると、受付の五十ぐらいの男性職員がワタシの方へとやって来て、「もうすぐ誕生日ですね」 と言いながら、粗品をくれた。それから、 ◇ じつはわたしも同じ誕生日なんです。 ◆ とつけ加えた。おやおや。「では、王監督とおんなじですね」 とワタシが言うと、にっこり笑った。王監督と誕生日が同じひとは、みんなそのことがひそかな自慢なのだ。つくづく清原でなくてよかったと思う。 |
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王さん。
王選手と言われていた時代から、幾年月。
今や、王監督の方がもっぱらポピュラーになりましたね。
追伸になってしまった……
お誕生日おめでとうございました♪
皐月さん、
王さん、そうですね、肩書きには迷いました。いまでも、つい王選手と書きたくなります。