◇ 富山県射水市の射水市民病院(麻野井英次院長)で平成12年から昨年までに、外科部長の男性外科医(50)に人工呼吸器を取り外された同県内の男女7人の患者が相次いで死亡していたことが25日、分かった。 ◆ というニュースにふれて、安楽死あるいは尊厳死についてすこし考えてみたりもしたが、それよりも気になったのは、この射水市民病院はどこにあるのかということだった。というのも、この射水市は、「平成の大合併」 によって、去年できたばかりの市で、 ◇ 2005年11月1日、射水郡の全町村(小杉町、大門町、大島町、下村)および新湊市が合併して発足した。 ◆ ということなので、射水市民病院とあるだけでは、これが旧市町村のどこにあるのかがわからない。それがちょっと気になったのだった。前掲の記事には、 ◇ 射水市民病院は昭和25年、富山県高岡市立新湊病院として発足。市町村合併に伴い、昨年11月に射水市民病院に改称した。病床数は200床で、13の診療科を備える。 ◆ とあるけれど、これはちょっと端折りすぎで、高岡市立新湊病院がいきなり射水市民病院になったわけではないので、射水市民病院のサイトの 「病院沿革」 にある、昭和26年3月、 ◇ 新湊市立新湊病院と改称(同年1月、市制施行により高岡市から分離、新湊市となる) ◆ の一行をあいだに挿まなければ、誤解を生じる。さらには、昭和51年3月、 ◇ 現在地(朴木)に移転新築し、新湊市民病院と改称 ◆ の一行を加えれば、さらにわかりやすい。高岡市から新湊市をへて射水市へ。思えば、市民病院の歴史とは、そのまま地方自治体の歴史なのだった。 ◆ せっかくなので、射水市の市章でも紹介しておこう。 ◇ 射水市の市章は、射水の頭文字 「い」 の字のデザイン化したもので、輝く日本海を表現しています。射水市誕生にあわせて、一般から募集を行い、 |
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