◇ 「うそついたらハリセンボン飲ます」と言いますが、これは針を千本なのか、魚のハリセンボンなのか気になります。説得力のある説明求ム!
www.hatena.ne.jp/1020235225
◆ えっ? この質問を読んで、絶句するのはワタシだけだろうか? 針を千本にきまってるじゃないか? けれど、ワタシも気になった。もしかして魚のハリセンボンだったのか、と思ったわけではなくて、魚のハリセンボンかもしれない、と思っているひとが意外に多いのではないか、ということが気になった。
◇ ♪ゆっびきり げんまん……♪の歌の「ハァリセェンボンノォーマス」のところの「ハリセンボン」は「針千本」でしょうか、それとも「ハリセンボン」という魚でしょうか?(ふつうに考えると「針千本」だと思うけど、気になって……)
homewww.osaka-gaidai.ac.jp/~koyano/kenkyuuseika/yuutaro03.html
◆ ふつうに考えると針を千本。なのにどうして気になるのか? 常識がゆらいでいるのだろうか?
◇「嘘ついたらハリセンボン飲ます」という言葉がありますが、この「ハリセンボン」というのが引っかかり気になりました。フグの種類のハリセンボンなのか、針が千本なのかと。万が一嘘をついたとき、どちらも飲むのには痛そうで大変なことですよね。そこで、いくつかの図書館に行き調べてみました。童謡の本や図鑑を調べましたが求めているものがありません。何週間か悩んだ結果、諦めました。
www.iam.u-tokyo.ac.jp/news/news/news_27.pdf
◆ 何週間も悩んだとは、どうも冗談ではなさそうだ。
◇ 「指きりげんまん嘘ついたらハリセンボン飲ますー指切った」 ハリセンボンなんて飲めやしない。嘘なんてつくもの。こんな歌誰が作ったんだよ。実際に守るやつなんて居ない。あほらしい。馬鹿だね。
s.freepe.com/std.cgi?id=textpj&pn=04
◆ 針を千本か魚のハリセンボンかと悩む心理の根底には、どうも実行可能かどうかという点が重要なポイントであるらしい。リアリティの問題。でも、同じように考えるなら、針を千本飲むことも実際に不可能とはワタシには思えないが・・・。
◇ この「針千本」ってフグのハリセンボンなんでしょうか。それとも「針を千本」なんでしょうか。前者ならまだ出来ない事も無いかなって思いますが、後者は・・・。明らかに拷問でしょ。嘘吐くだけで針を千本も飲まされるって。そんな事言われたら確かに誰も嘘吐けません。
vavi.prof.shinobi.jp/Latest?4
◇ ♪指きりげんまん 嘘ついたら 針千本飲~ます。でも嘘くらいで針千本なんて、尋常じゃないですよね。もし死んじゃったら、殺人罪で逮捕されちゃいますね。針千本じゃなくて、魚のハリセンボンのことかな(そんなわけない)。
www.chugoku-np.co.jp/okonomi/communication/O304091505.html
◆ さらには、ウソをつくことの罰が不当に厳しいものであることへの不満。ウソをついたくらいで・・・。
◇ 一本30円くらいの縫い針でも、千本なら、3万円もしますから、うそをつかれて、約束を破られた上に、この経済的負担、しかも、針を飲んだために胃に穴が開いたとして治療費でも請求されたら、これは、まさに踏んだり蹴ったりです。(笑)
west-village.main.jp/music2005/6-mawa/myukigafuruhini.html
◆ (笑)って、ワタシには笑えない。治療費を請求されてもワタシなら払わない。
◆ ワタシには、これらすべてがわからない。世の中はずいぶんと変わってしまったようだ。こどものころ、千本もの針を飲まされる光景をリアルに思い浮かべることは、それほど困難なことだったろうか? なにぶん遠いむかしのことだから、はっきりとは思い出せないけれども、地獄絵巻のような光景が思い浮んで、あのとき確かにすこしは恐怖したのではなかったろうか? 痛覚が微妙に反応し、確かに痛いと感じなかっただろうか? あるいは、これはワタシのウソだろうか? いまどきのこどもに、ウソをつくと針を千本飲まなきゃいけないのよ、と言ったところで、そのこどもの感覚がなんの反応も示さないのだったら、このオドシ文句になんの価値があるだろう? だったら、より現実的に「ウソついたら、おこづかい半分にする」とでも言ったほうがいいのかもしれない。
◇ 韓国の指切りは「針千本」なんて残酷な罰則はありません。その話をするとみんなこわーいって驚きます。こちらは指切りしながら、親指同士ではんこ(トジャン)を押します。それが約束を破らないという証拠です。
www.netlaputa.ne.jp/~tokyo3/yubikiri.html
◆ コワイと驚くこどもは日本では絶滅してしまっただろうか?
◇ 約束といえば、昔の子供は、「指切り、拳万、うそついたら針千本のます」と言って、互いに小指を曲げて、引っかけ合い、なにかの約束を確かめ合ったものです。パソコン・ゲームに夢中の今の子供には、そんな仕草は、忘れられ、なんのことだか、わからないでいるに違いありません。約束の故に「指を切る」とか、「針千本のます」といった、むごたらしいことは、人権尊重の今の世、まったく通用しませんが、約束の大切さを知らしめる一つの比喩、教訓としては役立つかもしれません。
www.tomoshibi.or.jp/radio/june2005/20.html
◆ ついでに、こんなおばあちゃんも絶滅したかも?
◇ 小さい頃、ばぁちゃんと約束事をすると、必ずゆびきりさせられてた。子供心に『針千本』が怖くて、約束を守れなかったら泣いて「『針千本』ごわ゛い゛~~」と、約束を破った自己申告をした。
cookpad.com/gingin222/diary/?ym=200303