MEMORANDUM

  日本の鵜飼・中国の鵜飼

◇ 日本のものだけだと思っていた鵜飼が、海外でもおこなわれていたことには驚きであった。
www2.aasa.ac.jp/people/kanare/pdf/sotsuron/2103.pdf

◆ とは、卒業論文のテーマに 「長良川の鵜飼」 を選んだ学生の感想。鵜飼は日本ののみならず、中国でも行われているし、

◇ 十六世紀末から十七世紀初めにかけて、鵜飼がヨーロッパで一時期スポーツとして流行した。その流行はイギリスとフランスの宮廷でほど同時に起こった。
ベルトルト・ラウファー 『鵜飼 - 中国と日本』 (小林清市訳,博品社,p.5)

◆ そうだが、あとは知らない。日本と鵜飼と中国の鵜飼ではいろいろ違う点もあるらしくて、

◇ 日本で鵜飼に使うウはカワウよりウミウが一般的。中国ではもっぱらカワウを用い、日本のように紐を用いず、ウを自由に泳がせて漁をする。
www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/6084/tikubusima.htm

◇ 頸を縛ることは中国鵜飼でも同じであるが、中国では縄で繫がず自由に放して魚を獲らせる。これに対し日本鵜飼ではウを一羽ごと長さ3m余りの細縄で繫いで使う違いがある。
web-japan.org/nipponia/nipponia31/ja/animal/animal01_3.html

◇ ウにある程度の行動の自由を許している点において、より人道的でスポーツマンシップにかなっている。ことに自由こそが、健全なスポーツを培う。日本の方法も、外見的にはスポーツのように見えるが、少なくとも現在の時点では、スポーツとはいえない。
ベルトルト・ラウファー,op.cit., p.72

◆ あと、中国では昼間にやるけど、日本では夜に篝火を焚いてやるとか。日本では冬季は休業だけれど、中国ではほとんど一年中行われるので、鵜の寿命が短いとか。日本の鵜は鮎しか捕らないけど、中国の鵜はなんでも捕るとか。そんなことがあちこちに書いてありましたが、ホントかどうかは責任もてません。

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