◆ 5月22日、霞ヶ浦(茨城県稲敷郡阿見町大室)。もちろんワタシはここに釣りをしに来たわけではない。仕事で来たのだが、地図を見ていて、となりに自衛隊の施設があることに気がついた。そうしたら、次の日に・・・。
◇ 23日午前8時前、茨城県土浦市の陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地宿舎で、陸自航空学校霞ケ浦校の三等陸曹、****さん(25)がベッドで血を流して倒れているのを隊員が見つけ、医官が死亡を確認。警務隊は殺人容疑で〔……〕
www.sanspo.com/shakai/top/sha200505/sha2005052408.html
◆ 医官やら警務隊やらの用語に多少の興味はそそられるけれど、事件自体にはとくに関心はない。陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地宿舎の所在地は土浦市とあるが、土浦市と阿見町は隣接していて、この阿見にも、自衛隊の施設がいくつかある(陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地自体が土浦市と阿見町にまたがっている)。陸上自衛隊武器学校もそのひとつ。
◇ 阿見町はかつて海軍飛行予科練習生の本拠地で、10代から20代前半の若者が飛行訓練を受け、戦場に赴きました。航空隊の跡地の一部は現在、陸上自衛隊武器学校となっており、敷地内に「予科練の碑」と「予科連記念館」があります。「予科練の碑」は昭和41年に建立され、若鷲の歌の歌碑とともに敷地内の庭園にあります。
kouikikankou-ibaraki.jp/spot/ami/
◆「若鷲の歌」というのは、西條八十作詞による東宝映画「決戦の大空へ」の主題歌(海軍省推薦)で、霧島昇の歌声に、多くの若者が予科練を志したという。
♪ 若い血潮の予科練の 七つボタンは桜に錨
今日も飛ぶ飛ぶ霞ヶ浦にゃ でかい希望の雲が湧く
◆ 戦争についてはなにも知らない。霞ヶ浦に予科練があったことも初めて知った。茨城県人でもないので、以下の「伝説」はさらに知らない。
◇ 終戦末期にこの霞ヶ浦航空隊では燃料不足を補うためにイモ焼酎で戦闘機を飛ばすようになり、このため茨城県は全国有数のサツマイモの産地になった、というのは茨城県人である僕が高校時代に化学の先生から聞かされたかなりウソっぽい「伝説」だ(笑)。
www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/REKISI/sitenlog/news020714.html
◆ 霞ヶ浦では今、休みの日に多くの人が釣り糸を垂れている。そういえば、お客さんのアパートの前の畑にはキジが二羽のんびり遊んでいたっけ。