MEMORANDUM

  ガキのケンカ

◆ 5月21日、福生市福生。八高線沿いの公園で一休みしていたら、踏切の方から少年の声が、

◇ 「おい、デブ。おまえはなあ・・・」

◆ と言った。なにごとかと思って声の方向に目をやると、踏切の真ん中で、野球のユニフォームを着た自転車の少年がふたり、なにやら口ゲンカの真っ最中だった。ひとりはたしかにデブだった。

◆ 5月23日、台東区千束。国際通りを歩いていると、向こうから少年たちが10人くらいぞろぞろ歩いてくるのが見えた。すれ違いざまに、そのなかのひとりが(またしてもデブだったのだが)、べつのひとりにこう言うのが聞こえた。

◇ 「みんなでたこ焼き屋に行ってから、みんなでおまえんちに行くからな」

◆ そう言われた相手の答えに思わず、笑ってしまった。

◇ 「え~、オレんちでケンカすんの? 公園でやってくんない?」

◆ まったく、その通り。自分ちでケンカをおっ始められたらたまったものではない。はたからはみんなでなかよく歩いているように見えたのだけれど、なにやらいざこざがあったらしく、まずはケンカの前にたこ焼きで腹ごしらえをするつもりらしかった。つづけて、デブは、

◇ 「口だけのつもりだけど、オレもぶち切れたらどうなるかわからないしな・・・」

◆ ワタシはそのたこ焼き屋の場所が知りたかったが、仕事があるのであきらめた。

◆ どちらの少年たちも小学校の中学年だったろうか。ガキのケンカもなかなか味わい深い。

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