◆ もうひとつ、『週刊文春』(3月3日号) の記事は、話題のライブドア社長について、 ◇ ホリエモンの生き様を見るにつけ、作家・山口瞳の名文が思い出される。 ◆ と書く。『少年達よ、未来は』(新潮社) 所収のその 「名文」 とは、 ◇ 現代は、田舎者の全盛時代である。 / 威張る奴が全盛をきわめている。 / 田舎にいると書籍や雑誌で勉強する。書籍や雑誌には理論が書いてあり、新しいことが書いてある。 / 従って地方出身者は観念的たる傾向をまぬかれない。前衛的になる。新しがりであり、理論家になり、居丈高になる。そのバイタリティと頑張りはすばらしい。 / (中略)田舎者とは威張る奴である。スタンド・プレイをする奴である。他人に迷惑をかえりみぬ奴である。 ◆ 引用箇所だけでは、いまひとつ文章全体のポイントがわからないし、またどこが 「名文」 であるのかもわからない。さだめし記者がたまたま読んだ本からピックアップしただけのことだろうと思うが、もちろんこれは推測である。ホリエモンのこととはまったく無関係に、田舎者について書いてみたいことがあるので、そのうち書くことにして、とりあえずメモ。 |
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