◆ 『週刊文春』(3月3日号)、林真理子の連載 「夜ふけのなわとび」 より。 ◇ 日本の男は、つまるところ女性の最大の価値を若さにおく。それは肌が美しい農耕民族の宿命だと私は思う。 / そこへいくとアングロサクソン狩猟民族の方々は、女性の肌が多少こわばって皺があっても気にしないのではないか。ヨーロッパのマダムたちの、皺、シミだらけの肌に宝石をじゃらじゃらつけたあの迫力は、我々とはまるで違う美意識があると教えてくれているようだ。 ◆ 中年女性の悲哀といったようなハナシの流れはどうでもいい。ただ、このあまりに単純な二項対立にアゼンとし、二の句がつげない。ワタシにはまったく理解不能である。 |
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