MEMORANDUM

  体温計

◆ 昨日もたしかに暑かったけれども、

◇ 夏の高気圧に覆われた20日の関東地方は、朝から気温がぐんぐん上がり、気象庁のある東京都千代田区大手町では午後0時58分に39・5度を観測、平年の最高気温より10・1度も高く、観測史上最高を記録した。
MSN-Mainichi INTERACTIVE

◆ それほどまでとは思わなかった。その時間には横浜にいたので、関係ないといえば関係ないのだが、東京でも大手町は特別だったんだろうという気がする。

◆ 39.5度か、もう少しで、40度だったのに、と思ったひとも少なくないはずで、これは、こどものころに、風邪をひいて熱が出て、体温計で計ってみて、なんだ37度もないのか、とがっかりしたことに似ている。

◇ 「水銀柱がうなぎのぼり」-僕らの時代には良く聞いた言葉ですが今の子供達には理解できない言葉かも知れません。 / そうです、僕らの時代温度計には水銀が入っていたのです、体温計にも。
www.maboroshi-ch.com/edu/sci_02.htm

◆ 体温計を腋にはさんで、しばらくじっとしている。36度8分しかない。もう一度、腋にはさみ直す。さっきよりも念入りに待ってみる。それでも、36度9分どまりだ。しようがないので、ちょっとズルをする。いささか斜めに目盛を読むと、37度0分になっている。これでよし。あとはお母さんに報告するだけだ。自分で体温計を振って、膨張した水銀を元の鞘へと戻そうとする。が、うまくいかない。なんどやっても、温度は下がらない。そこにお母さんがやって来て、体温計を取り上げる。あら36度8分しかないわね、よかった。そして、体温計を振る。いとも簡単に目盛は下がり、薬箱のなかへとしまわれる。

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