MEMORANDUM

  ささのはさらさら

◆ 乗り物に乗るときには、適当に文庫本をカバンに詰めこんでから家を出る。今日カバンにはいっていたのは、食欲の秋だから(というわけではなくたまたま)、『北の国の食物誌』(達本外喜治,朝日文庫)という本だった。そこからいくつか。

◇ 木の芽では、サクラ、トキノキ、コナラ、ホオノキなど、みんなそれぞれ滋養があって美味だが、やはりタランボの味が、群を抜く。(p.23)

◆ えっ、みんな食えるのか? タランボ、タラノ芽、おいしいな。つぎ。

◇ こちらでタケノコといえば、ネマガリタケの若芽のことである。(p.36)

◆ ネマガリタケとはチシマザサ(Sasa kurilensis)のこと。そうだった、北海道に竹はないのだった。そこで、ふと疑問。では七夕はどうするのかというと、

◇ 七夕(たなばた)祭りの飾りに“内地”では竹を使うが、北海道では手に入らないので、柳を用いる[・・・]
www.mainichi.co.jp/area/hokkaido/jirin/2002/020220.html

◆ のだそうで、しかも一ヶ月遅れの8月7日に行われるのが一般的らしい。らしいって、北海道に5年も住んでいたというのに、いったいなにをしていたのやら。(つづく)

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