MEMORANDUM

  星を踏む

◆ きのう買った『柳宗民の雑草ノオト』(毎日新聞社,2002)という本を読んでいる。とりあえず、その中からひとつ。

◇ 子供の頃、母が好きでカナリアを飼っていた。近頃は、カナリアを飼う人が少なくなってしまったようだが、その頃は小鳥の中では人気が高く、その美しい鳴き声を楽しむ人が多かった。(p.14)

◆ カナリア、そういえば最近見ないなあ。わたしがこどものころ、家で飼っていたのはセキセイインコだった。ラーメンが好きなピーコちゃんだった。いや、小鳥のはなしではなかった。これは「ハコベ」の項の一節で、カナリアの餌がハコベで、ハコベを採ってくるのが筆者の役目だったそうだ。ピーコちゃんにもハコベをあげてたなあ。それを採ってくるのはだれの役目だったかなあ? また小鳥のはなしになっちまった。

◆ ハコベは学名を Stellaria media というのだそうで、Stellaria とは星のことだ。あのどこにでも生えているハコベ、これまでいくたび踏みつけてきたことだろう。それとは気づかず、それが星だったとはつゆ知らず。

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