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◆ 『臨機応答・変問自在』 という新書を読んだ。作者の森博嗣(ひろし)という 「ミステリィ」作家はかつて国立大学工学部の「教官」であったそうだ。 ◇ 大学の教官として授業を行うようになって既に二十年近くになる。最初の頃はとにかく勉強した。人に教えるためには自分の知識に自信を持たなければならない。計算方法にも判断にも、慣れていなければならない。言葉を知っているだけでは不足で、その実質を知っている必要があるからだ。学生よりもちょっと知っているくらいでは、どきどきしてしまうだろう。 ◆ で、がむしゃらに勉強したことで、こんな感慨を抱くにいたる。 ◇ しかし、こんなに勉強したら、教師は学生よりもどんどん賢くなってしまうではないか。これでは、学生はいつまでたっても先生には追いつけない道理になる。 ◆ ワタシは大学の教師でもなく、「とにかく勉強した」こともないが、似たようなことを感じることがままある。 |
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◆ 食傷といえば、セミを食する文化もあるらしいけれど、残念ながらワタシは食べたことがない。抜け殻なら比較的食べやすそうな気もするが、どうだろう、などと思っていたら、「漢方薬でもある「セミの抜け殻」でふりかけを作ってみた」ひとがいた。 ◇ さっそくご飯にふりかけて食べた。…うまい。もう一度書くが、うまい。本当においしくて、ご飯が進むこと進むこと。ついつい二杯も食べてしまった! おかかでもゆかりでものりたまでもなく、セミの抜け殻。なんてオリジナルな味なんだろう! ◆ なんでも、近所のガキンチョに変人扱いされながら、抜け殻を48個も集めたそうだ。 |
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◆ テレビドラマの主題歌で、ドラマの内容をすっかり忘れてしまい、さらにはドラマのタイトルまでわからなくなってしまったあとでも、妙に記憶に残っている曲がままあって、そのひとつが、『中卒・東大一直線 もう高校はいらない!』(1984年TBS)の主題歌、THE MODS の『バラッドをお前に』。 ♪ お願いだ Baby ◆ ちょっとカッコいい。このリフレインが時々アタマのなかで鳴り始めることがあって気にはなっていたのだが、最近ネットで歌詞検索というようなこともできるようになっているのを知って、ようやく曲のタイトルやらドラマのタイトルやらが判明して(それでもこんなドラマを見た記憶はあいかわらずよみがえらない)、すこしすっきりした。ついでに、先のリフレインの直前の歌詞も見てみると、 ♪ 知らぬ間に 手を汚したぜ ◆ この部分はイマイチな感じ。「お前の嫌いな仕事」とはなんだろう? 「手を汚した」とか「この街を長く離れることもある」とか、まるで指名手配犯みたいだが、もしそうなら、歌詞の彼女じゃなくても、そんな仕事を好きにはならないだろうし、耐えきれないだろうから、よくわからない。まあ、なんらかのヤバイ仕事ということだろうか。答えのでない詮索はやめておこう。 ◆ 歌詞の文脈から切り離せば、「お前の嫌いな仕事」というものはあれこれ個人的にはあることだろう。とりあえず現代の日本では、職業に貴賎はないということになってはいるけれど、個人の好き嫌いまで規制することはできない。 ◆ ・・・とかなんとか、「嫌いな仕事」をめぐってあれこれ検索していたら、とある掲示板の《旦那がキライ》というスレッドに出くわしてしまった。 ◇ 私も旦那が嫌いです。憎いです。毎日、死んでくれないかと願っています。 ◆ とか、 ◇ 私は以前自分を殺す事ばかり考えていましたが、最近、旦那が交通事故や会社の機械にでも挟まれて死んでくれれば…と考えるようになりました。 ◆ とか、 ◇ 私も旦那が嫌いです。というか、嫌いの域を越えて存在そのものを受け入れることが出来ません。 ◆ ううん、なんなんだろう、これは? のんきにバラードを歌ってる場合じゃないぞ! |
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◆ 暑いので、流しで顔を洗いながら、唐突に「やり直せるだろうか」と思った。やり直すって、いったい何を? もちろん、なんであれ、やり直すということが可能なことなどひとつもない。なぜそんなことを思いついてしまったのかは、自分のこととはいえよくわからない。きっと暑さのせいだろう。それにしても暑い。 ◆ 「流しで顔を洗いながら」と書いて、「このひとはなぜ洗面台で洗わないのだろう」と思うひともいるかもしれないから、「ワタシの住むぼろアパートには、洗面台などというものはないのです」と書き添えることが親切なことかもしれない、などと思ってしまうのが情けない。 ◆ 《Yahoo!知恵袋》にこんな質問。 ◇ 私の家は洗面台が壊れて無いのですが流し台で顔や歯を磨くのはおかしいですか? ◆ この質問にたいする回答。 ◇ おかしくないと思います。新婚当時住んでいたアパートには、そもそも洗面台などなかった。普通に流しで顔を洗って歯を磨いてましたよ。 ◇ おかしくなんかありませんよ。洗面台がない家も、別に珍しくはありませんし、無きゃそこでやるしかないではないですか。 ◆ そう、やるしかないのだ。気をとりなおして、もう一度、流しで顔を洗う。すこしは涼しくなっただろうか? |
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◆ ナショナルというブランドがなくなるそうだ。1月にそんなニュースがあったらしい。 ◇ 松下電器産業は10日、社名を製品のブランド名として使ってきた「パナソニック」に変更する方針を固めた。10月1日付で実施する。ブランドも、併用していた「ナショナル」ブランドを廃止してパナソニックに統一し、子会社やグループ会社の名称にもすべてパナソニックを付ける。松下は1918年の創業以来、創業者である松下幸之助氏の名前を社名に冠してきたが、これが消える。 |