MEMORANDUM

  無題

◆ 流れに掉さすのが苦手で、流れて行くものを岸辺でぼんやり見てる。波に乗るのが苦手で、寄せては返す波を浜辺でぼんやり見てる。そうして日が暮れる。なんとつまらない毎日だろう。ああ、海が見たい。でも、寒いからやめておこう。カップのなかの褐色のコーヒーにさざなみを立てて遊んでいる、そんな日曜の朝。

  ビーフ

◆ 今年も、スタートから出遅れ5馬身。年賀状がまだできない。今年はウシ年だというので、ウシについてあれこれ思いをめぐらせてみて、牛のゲップが地球環境によくないというウワサを思い出したら、こんなものができてしまった。

◆ 年賀状はまだできない。

  ウシ年

◇ 新しい年を共に祝うことを誠に喜ばしく思います。厳しい経済情勢の中にあって、苦労多く新年を迎えている人々が多いのではないかと案じていますが、この年が国民にとり少しでも良い年になるよう願っています。ここに年頭に当たり、人々の幸せと世界の平安を祈ります。

◆ と、牛が言った。なんてハナシはとんと聞かないけれども、そんなことを言っている偉い牛が、ウシ年の今年には、どこかにいるかもしれない。たとえば、こんな牛(左から、国立・谷保天満宮、神戸・北野天満宮、調布・布田天神)なら、どうだろう?

◆ つくり物の牛がしゃべるわけがない? じゃあ、こいつだろうか?

◆ まさかね。みなさま今年もよろしくお願いします。

◆ ウソで思い出したのが、サイモン&ガーファンクルの「ボクサー」。♪ライ・ラ・ライ・・・

◇ もちろん、どれもこれも名曲なのですが、私は彼らの曲の中では、長年(かなり)「ボクサー」が一番好きなのです。1969年の曲。都会に出てきた若者の語りのような内容で、ボクサーの生き方を人生に例えているような歌詞。一番印象的な ♪ライラライ ライラ ライライライラライ~♪ の部分は、スキャットではなく「嘘、嘘、嘘~」という歌詞になっているんですよね。
ameblo.jp/nobworld/entry-10056813187.html

◇ 『ボクサー』のラストのライイラライ…はいつきいてもたまらんね。悲壮な気分になる。嘘・嘘・嘘・嘘・嘘・嘘!世の中なんて全部ウソ。う~ん青い。若者らしい反抗。永遠の青春の叫び、S&G。
unkar.jp/read/bubble6.2ch.net/natsumeloe/1175584258

◇ 笑い飛ばすように「ライ、ラ、ライ」と何度も繰り返すのだが、「嘘で、嘘で、嘘で…」と無理矢理訳してしまったレコードの公式訳はそうとう罪が深いと思う。
ameblo.jp/musiker/theme-10002745552.html

◇ サイモン&ガーファンクルの「ボクサー」で、歌詞に続いてリフレインされる「ライ・ラ・ライ」というフレーズ(これ自体に意味はないはず)を「Lie」と解釈して、「嘘で、嘘で、嘘で…」と訳してあったケース。そこまで訳さなくても…、と、へなへなと脱力してしまう。だいたい意味が通じんでしょうが。
www15t.sakura.ne.jp/~andy/omoidashiwarai/kasi-card.htm

◇ この歌の掛け声は 'Lie-la-lie' であり、ジャケットの訳は「嘘で、嘘で、嘘で」となっている。ダウンしてもダウンしても立ち上がらなければならないから、'lie' はジャケットの「嘘」ではなく、この場合は「もう横になったままでいたい」、さらには「死にたい」のニュアンスから「横になっていたい」ではいけないか、
www.yasuda-u.ac.jp/eibun/message/message-0407/frameleft.html

◇ ライラライは、ララララライ(藤崎マーケット、芸人)と一緒だと思ってました(笑)悲しい歌詞だったのですね。ほんとに暖かい社会になって欲しいですね^^
blogs.yahoo.co.jp/rocky1010akio/26212742.html

◇ サイモン&ガーファンクルのヒット曲「ボクサー」には「ライ・ラ・ライ…」というコーラスがありますが、これは"lie"(嘘)という言葉を連想させます。それが曲の内容にはぴったりなのですが、実際は「歌詞が思いつかなかったから」という話が伝わっています。日本でも谷村新司という人の「チャンピオン」という曲に同じコーラスがありますが、まぁパクリとは言わずにオマージュと言っておきましょう。
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1110329266?

◇ また歌に何度も出てくる Lie la lie というリフは詞が思い浮かばないので入れた苦肉の策だそうで、これを歌うたびに恥ずかしい気がしたそうです。このリフはとても印象的で効果的なだけにこれは意外な告白でした。このリフの lie は文字通りなら「うそをつく;横になる」という動詞ですが、ラララみたいに歌詞代りに使っている意味のない言葉でしょう。
www.eigo21.com/03/pops/51.htm

◇ The chorus of the song is wordless, consisting of a repeated chant of "lie-la-lie". Simon stated that this was due to a lapse on his part: "I didn't have any words! Then people said it was 'lie' but I didn't really mean that. That it was a lie. But, it's not a failure of songwriting, because people like that and they put enough meaning into it, and the rest of the song has enough power and emotion, I guess, to make it go, so it's all right. But for me, every time I sing that part... [softly], I'm a little embarrassed."
en.wikipedia.org/wiki/The_Boxer

◆ なにを書くにも、時間がかかる。

◆ 台東区下谷の小野照崎神社の絵馬を見て、まずは、ウソ(鷽)のことでもを書こうかと思ったのである。なにしろ、小野照崎神社というのは、

◇ 小野篁を主祭神とし、相殿に菅原道真を祀る。
ja.wikipedia.org/wiki/小野照崎神社

◆ ということなので、菅原道真といえば天神様で、天神様といえば、「ウソ替え(神事)」が有名だから、絵馬の図柄の筆に乗っている小鳥はウソだろうと思ってしまったのである。しかし、よく見ると文鳥だった。こんなことなら、小野篁(おののたかむら)のことでも書いておけばよかったのだが、せっかくなので、ウソの話を続けよう。「ウソ替え」とはなにか?

◇ 鷽替え(うそかえ)とは、主に菅原道真を祭神とする神社(天満宮)において行われる神事である。鷽(ウソ)が嘘(うそ)に通じることから、前年にあった災厄・凶事などを嘘とし、本年は吉となることを祈念して行われる。
ja.wikipedia.org/wiki/鷽替え

◆ 九州の大宰府天満宮をはじめ、京都の北野天満宮、東京の湯島天神など、天満宮(天神)と名のつくところなら全国各地のどこででも行われているのだろう。以下は東京の湯島天神のページから。

◇ 古来より、天神さまゆかりの鳥として親しまれている「鷽」(うそ)は、首からほおにかけて美しい紅色で頭と尾が黒く、背や腹はネズミ色の小鳥です。平素私達が知らず知らずのうちに使う「嘘」を、天神さまの「まこと」に替えていただき、正しい幸運を招く意味から初天神の一月二十五日に、この鷽鳥を木彫りにした「鷽」を新しい「鷽」と取り替える神事が「鷽替え神事」です。

◆ 「首からほおにかけて美しい紅色で頭と尾が黒く、背や腹はネズミ色」なのがウソ。

◆ 以下は久留米の北野天満宮のページから。

◇ 天神様(菅原道真公)は、「うそ」を云わぬ誠の人でありました。それにひきかえ常人は日ごろ時々「うそ」を云って暮らしています。そこで1日だけでも天神様にあやかって誠の心になるようにと、暗闇の中で「木で作ったウソ鳥」を取り替える行事が「うそかえまつり」の起こりです。 「うそ」と天神様の結び付きと申しますのは、蜂の大群に襲われそうになった道真公をウソの鳥が救ったという伝説がありますまた、ウソ鳥の「鷽」の字が学問の「学」の字に似ていることから学問の神様に縁深い鳥とも言われています。
www.kitano.or.jp/tenmanguu/tenmanguutop.htm

◆ 「鷽」と「学」の漢字が似ているというのは、「学」の旧字の「學」を示しておかなければわかりにくいだろう。

◆ というようなことを書こうと思って準備したのだが、絵馬の鳥はウソではなくて文鳥だったのだから、どうしよう? 文鳥も天神様と関連があるのだろうか? 「文」の鳥だから? それとも、いつのまにか、ウソが文鳥にすりかわってしまったのか? もっと調べれば、おもしろい事実もみつかるだろうけど、もう疲れちゃった。

◇ この『鷽替え神事』で使われるウソ像は、神社によってさまざまですが、東京台東区の亀戸天神のそれは、頬ではなくクチバシが赤く見え、まさに文鳥そのものの姿をしています!
www.cam.hi-ho.ne.jp/bun2/mondai/mondai23.htm

  お電話

◆ 「お便所」から「お電話」へ。

(課長に)課長、○○商事から電話です。
⇒ 電話で聞こえないからといって、先方(顧客)の名前に敬称「さん」をつけないのは失礼。また、相手からの電話なので、「お」をつける。
良 →「課長、○○商事さんからお電話です

itp.ne.jp/contents/business/tool/keigo.html

◆ というのが一般的なビジネスマナーらしいけれども、電話に「お」をつけるかどうかの区別が、マナーの問題ではなしに、ひどく重要な意味をもっていたことが、かつて、携帯電話が普及する以前に、ある特定の場所で、あった。

◇ 電話といえば、「おお電話、お電話、電話」の区別はまだありますか? 意外なやつへの「お電話」は盛り上ったもんです。〔一部改変〕
8047.teacup.com/shisoryo/bbs

◇ 私がいたころの、電話の呼び出し「電話です」「お電話です」「おお電話です」の区別はもはや継承されていないんでしょうね。
www.ne.jp/asahi/mitaka/club/kabe.htm

◆ おわかりだろうか?

◇ 電話といえば、あの頃、寮に電話がかかってくると寮内放送で呼び出しがかかった。なんてことのない男からの電話は「電話です」と放送され、女の子からの電話は「お電話です」と放送された。親からの電話は「大電話です」となっていた。
ameblo.jp/votoms2007/entry-10166136382.html

◇ このとき、(A)かけてきた相手が男性の場合には『……電話です』、(B)かけてきた相手が女性の場合には『……お電話です』、(C)かけてきた相手が親の場合には『……おお電話です』、というのがきまりだ。それによって、場合によっては居留守を使うこともできる。いっぺんぐらい『お電話』に居留守を使うような男になってみたかったものだが、
www.eurus.dti.ne.jp/~thy/DAYNIGHT/daynight23.html

◇ 寮にかかってくる電話は電話当番が受けて全館放送で呼び出すシステムでした。その際、男性からの電話は「○○さんに電話です」と普通に言うのに対し、女性からの電話は「○○さんにお電話です」と言って区別するのが習わしでした。この中で、明らかに母君と思われる年配の女性の電話に限っては「○○さんに大(おお)電話です」と言って単なる「お電話」と区別することもよくありました。人によっては「お電話」には出るけれど「電話」には出たくないとか、「お電話」「電話」には出るけれど「大電話」には出られない、といった事情があり(←本当か)、まことに行き届いた取り決めだったのです。「お電話」の数が多いとなにやら誇らしげに寮生活を送ることができるし「お電話」が全く来ないと肩身の狭い思いをすることにもなるわけです。
www.geocities.co.jp/Bookend-Ryunosuke/7654/taiken.htm#o

◇ 電話を取り、アナウンスで寮生を呼び出す際、普通の電話の場合は“電話”、女性からの電話は“お電話”、実家からの電話は“長距離電話”と区別している。
uforyou.exblog.jp/1729522/

◆ 大学の男子学生寮の(思い出)話である。最後のは、「おお電話」が「長距離電話」。これは、ちょっとおもしろ味に欠ける。

◆ このネコがどうだかはしらないが、ネコが飼い主にお土産を持ち帰るというハナシはよく聞く。

◇ うちのにゃんこ(めす・避妊済・4歳)は、財布をくわえて帰ってきたことがあります。現金が2万円ぐらい入ってました。警察に届けると、半年後には持ち主不明で、いただけました。
piza.2ch.net/log/pet/kako/942/942489020.html

◆ なんてお土産なら大歓迎だろうが、たいていはありがた迷惑のものばかり・・・

◇ 私の枕元は、毎朝のようにおみやげ。やもり、とかげ、へび、夏の間はセミまでばたばたしてました。ザリガニを取ってきたときには、一体どうやってとったのか首をかしげたものです。
Ibid.

◇ うちの猫も仕留めた獲物をよく玄関前に置くよ。鳥とかリスとか昆虫とかいろいろ。「おまえもやるなー。」と褒めてやるととっても自慢げな表情をする。
bbs60.meiwasuisan.com/bbs/bin/read/cat/1220798908/

◆ 《発言小町》の「猫ちゃんが捕まえてきてビックリした生き物は何ですか?」というトピックには、日本の自然がメジロ押しで、

◇ 昨日、うちの猫ちゃんは青い色をした獲物をくわえて帰ってきました。なんと清流の宝石と云われる野鳥「カワセミ」の雄でした。鮮やかな瑠璃色で、すぐに逃がしてあげましたが。
komachi.yomiuri.co.jp/t/2007/0820/143320.htm?o=0&p=0

◆ に始まって、キジ、イタチ、コウモリ、ゴキブリ、ニワトリ、錦鯉、新巻鮭、おにぎり、干物一袋、隣の家のインコ・・・。

◇ 子供の頃、大事にして可愛がっていた手乗り文鳥を近所の家のネコに殺されました。
Ibid.

◆ 「お魚くわえたドラ猫」を裸足で追いかけるサザエさんなら陽気かもしれないが、笑ってばかりはいられない。

◆ で、ネコはどうして飼い主にお土産を持ってくるのかというと、これまた《発言小町》に「猫が獲物を見せにくる理由」というトピックがあって、

◇ 『見て~。スゴイの捕れたよ~っ』ってコト? 『おひとつどうぞ』ってコト? 『狩りも出来ないおまえに、オレ様がお手本見せてやるニャ~っ』てことですかね? 猫の気持ちがわかりません。
komachi.yomiuri.co.jp/t/2008/0825/200478.htm?o=0&p=0

◆ ネコもいろいろだろうから、さまざまな理由があるのかもしれない。あるいはひょっとすると、

◇ Bring you dead animals. This isn't a gift. It's a warning.
www.catswhothrowupgrass.com/kill.php

◆ お土産なんかじゃなくて、警告のしるしかもしれない。「警告」って? くわしくは、《ネコがあなたを殺そうとしているサイン - GIGAZINE》で。