MEMORANDUM

  バス停の前

◆ 「神社前」というバス停の前に、ちゃんと神社があった。諏訪神社。あたりまえのことかもしれないけれど、ちょっとうれしい。

◆ 「碍子工場前」というバス停の前に、ガイシ工場はもうなかった。ちょっとかなしい。おまけに、このバス停に停まるバスももうない。つまりは、目の前の「碍子工場前」というバス停自体がもう存在していなかった。見たのは、バス停ではなくバス停跡だった。

◆ 「吉井駅前」というバス停は、駅とバス停のあいだにほとんど距離がなかった。あまりに駅に近すぎて、これでは「駅前」というより駅の一部そのものではないか、と思った。

◆ 「◯◯前」という名のバス停と◯◯との距離は、近すぎてもならず遠すぎてもならず、けっこう微妙な感覚に支えられているのだろう。

◆ 「病院前」というバス停は、病院とバス停のあいだにほどよい距離があって、これこそ「◯◯前」と呼ぶにふさわしいバス停だと思った。

◆ 「稲荷前」というバス停はどこにあるのだろう。このバス停で、ひとはバスではなくトトロを待っている。先日見たバス停は「稲荷坂」だった。ネットを使えば、すぐに全国各地の「稲荷前」を探し出すことができるだろうが、そういう無粋なことはしないでおいて、いつかたまたま出会いたい、稲荷前バス停にもトトロにも。

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COMMENTS (4)

rororo - 2010/11/16 03:39

「碍子(がいし)工場前」と読めるんですが…

rororo - 2010/11/16 08:00

ついでに、うちのそばのバス停は以前「螺子(らし)工場前」でした。今ではこのネジ会社を買収した大手ベアリングメーカーの社名に変わってます。

rororo - 2010/11/16 08:11

(しつこい。笑)会津本郷 碍子。有田焼との接点など。

Saturnian - 2010/11/16 23:40

rororo さん、
どうみても「硝子」ではなく「碍子」ですね。訂正しておきます。でも、その先がまだわからない。会津本郷も遠くはないとはいえ、喜多方だからなあ。

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