MEMORANDUM

  十夢走夜

〔神戸新聞:2010/02/20 16:23(宮本万里子)〕 元暴走族の加古川市の男性らが、防犯活動などに取り組むNPO法人を設立し、地域の安全確保に一役買っている。かつては暴走やけんかに明け暮れたが、結束の固さを武器に「地域のために」と奮起。ひったくりなどの犯罪を警戒したり、遅くまで遊ぶ若者に帰宅を促したりしながら、夜の町で目を光らせる。〔中略〕 昨年12月、兵庫県からNPO法人の認証を受けた「自警団昌道(しょうどう)会」。2007年9月にボランティア団体として発足、現在は加古川や高砂、姫路市などの10~40代の男性約120人が所属する。〔中略〕 代表の石井昌彦さん(35)は中学卒業後の15歳の時、仲間と暴走族「十夢走夜(トムソーヤ)」を結成。派手な刺しゅう入りの服を身にまとい、国道250号などを毎夜、改造した単車で暴走した。けんかも繰り返し、数え切れないほど警察に補導された。
www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002727566.shtml

◆ このニュース記事で思わず反応してしまう箇所は、やはり「十夢走夜(トムソーヤ)」だろうか。

◇ 「なにこの、来夢来人みたいなセンス」
tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1266673985/

◆ と馬鹿にするひともいるが、

◇ 「なかなか趣のある当て字だな」「名前のセンスあるじゃねぇか」「やべえこのネーミングは嫌いじゃない」「地味に当て字のセンスもいいな」「当て字はなかなかだな」「暴走族にしてはネーミングのセンスいい方かと」「暴走族にしてはまれに見るネーミングセンスの良さだな」「ちょっと上手いと思ってしまった」「当て字が意味を成してるし、結構うまいのではないだろうか?」
Ibid.

◆ など、この「暴走族風当て字」(ここでは「風」は必要ないが)にセンスのよさを見るひとも多い。

《当て字変換 漢字上等!》という文字変換ツールがあって、入力したカナを「暴走族風・宝塚風・お子様風・難読文字」に変換してくれる。これに「トムソーヤ」と入力すると、暴走族風では「斗無走夜」、宝塚風では「都夢奏耶」と出た。ワタシなら、アイヌ語風に(ちょと強引だが)「斗満宗谷」とでもするか。

〔十勝支庁〕 トマム 道内にも各地に同じ地名があり、漢字は旧釧路国側は「苫務」、十勝国では「斗満」と当てたが、この地名は、関又一が漢字を当てたとの記録がある。水多く湧き出るところ・水の多く集まる所の意であり、土地改良以前は湿地帯であった。
www.tokachi.pref.hokkaido.jp/d-archive/sityousonsi/rikubetsu_gaiyou.html

〔宗谷支庁〕 宗谷岬の北にある弁天島はアイヌ語で「ソーヤシュマ」と呼ばれていた。また、「岸の海中に岩の多い所」をアイヌ語で「ソ(ショともいう)・ヤ」と呼んでおり、これらが「ソーヤ」の由来とされている。
www.souya.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/F1D803C3-6AB3-4CFD-A168-4FF3A75D61F0/0/iti.pdf

関連記事:

このページの URL : 
Trackback URL : 

POST A COMMENT




ログイン情報を記憶しますか?

(スタイル用のHTMLタグが使えます)