MEMORANDUM

  赫

◆ 最近、ある本で「赫」という漢字を知った。新しい漢字を覚えたきっかけなど、すぐに忘れてしまうだろうから、メモしておく。

◇  「赤」より「赫(あか)」という字に惹かれてならない。
 「赤」だと、何か、絵具のチューブから出したままの色彩に思えるが、「赫」はもっと火のように鮮やかで、ぱちぱち音たてて眼底に焼き付いているような、滲みの余韻をもってくるから妙である。それは赤を二つ横に並べただけで、色が増幅し深い広がりをこの文字から感じさせてくれるからであろう。

斎藤真一 『風雨雪』(朱雀院,p.164)

◆ 「ぱちぱち音たてて眼底に焼き付いているような」鮮やかなアカ。いまのところ、ほかに情報がないから、これがワタシの「赫」と表記されたアカの定義である。今後、どこかでまた「赫」に出会うことがあれば変更されるかもしれないが、そうそう目にするとも思えないので、しばらくはそのままだろう。

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COMMENTS (2)

rororo - 2010/02/13 22:04

赫々たる大戦果。

Saturnian - 2010/02/16 08:40

rororo さん、

なるほど。メモメモ。

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